写真展告知

ベークライトカメラ スタート35 新山清写真展

(Jam Photo Gallery)10月12日~10月24日

トイカメラ/ベークライトカメラ/子供カメラなどと呼ばれた「スタート35」は、1950年一光社が開発・発売し大評判となり、数多くの機種が生産されました。にも関わらず当時のネガを所有している人は多くありません。『私のカメラ初体験 現代カメラ新書No.16』(朝日ソノラマ・1976年)によると森山大道氏の初めてのカメラはスタートカメラだったらしく「そのカメラで写した写真の一枚すら手もとに残っていないことは、やはりとても残念な気がします。」と記載されていました。

新山清氏独特の視点とトイカメラらしい軽いフットワークによって撮影された素朴な街の様子、構えることなく優しい眼差しで写る人々の姿が多く写っています。また、新山清本人が被写体となっている写真など、一部息子の洋一氏による撮影も含まれています。トイカメラならではの風景と時代の切り取りをお楽しみいただける構成となっています。今回、新山清が残した800枚以上のネガから、Jam Photo Galleryセレクションとして、モダンプリント、作品集を販売いたします。

写真展情報

会場

Jam Photo Gallery
東京都目黒区目黒2-8-7 鈴木ビル2階 B号室

開催期間

2021年10月12日(火)~10月24日(日)

開催時間

12時00分~19時00分(日曜日は17時00分まで)

休廊

月曜日

作者プロフィール

1911年愛媛県生まれ。主観主義写真作品を数多く残し、アマチュアイズムを貫いた写真家。
1958年ペンタックスサービスセンター(旭光学)に入社。
全日本写真連盟役員、東京写真研究会 審査員などを務め、アマチュア写真家の指導に尽力した。
1969年凶刀に倒れ58歳という若さで早世。
没後は、長男・洋一氏によって国内外での写真展を数多く開催している。
ドイツ・ベルリンのキッケンギャラリーの契約作家でもあり、海外での評価も高い。