写真展告知

岡田裕介写真展:その背中を風が撫でて-Horses in the wind-

(弘重ギャラリー/京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク)10月12日~/11月2日~

写真家・岡田裕介さんの写真展「その背中を風が撫でて-Horses in the wind-」が開催される。会場は東京・恵比寿の弘重ギャラリー(10月12日~10月17日)と、京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク(11月2日~11月7日)を巡回する。

世界中の野生動物を独自の視点で写す写真家 岡田裕介が、日本の最西端にある与那国島に生きる野生の在来馬"与那国馬"と自身が12年に渡り向き合ってきた新作を発表する。

National Geographic日本版「PHOTO JOURNAL/写真は語る」で6ページに渡り特集された与那国馬シリーズから7年、 さらに想いを深め共に過ごしてきた時間が写し出す岡田裕介の“眼差し”。作品はカラーで約40点を展示。同テーマの新作写真集も発売。

写真展情報

作家コメント

12年ほど前、沖縄の海に魅了され石垣島に移り住んだ僕は、魅力的な八重山の島々をめぐって撮影を続けていた。そして最後に訪れた日本最西端に位置する与那国島で、野生の与那国馬と出会った。孤島の厳しい環境で生きる、小さな体の穏やかで優しい性格の彼らに何度か会ううちに、強く心引かれるようになり、石垣島を離れた後も僕は与那国馬の撮影を目的にこの島を訪れるようになった。

ネイチャーフォトグラファーとして、国内外を問わず数々の動物を撮影し作品として発表してきたが、今回の表現は動物や自然への畏敬の念よりも、馬と僕の距離感や眼差しに重きをおいた新境地とも言える作品群になった。

僕の髪を乱したその風は、彼らの無骨な背中を撫でていった。穏やかで大人しい彼らのたてがみが踊る。

広大な空と海に囲まれた与那国島の岬で、彼らとその風と遊んでいたら12年もの月日が経っていた。

これはただ僕が見つめ続けた彼らへの眼差しである。

弘重ギャラリー

場所

東京都渋谷区恵比寿南 2-10-4 ART CUBE EBIS B1階

開催期間

2021年10月12日(火)~10月17日(月)

開催時間

11時00分~19時00分(最終日は17時00分まで)

休館日

会期中無休

京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク2階 展示室

場所

京都府京都市東山区堀池町374-2

開催期間

2021年11月2日(火)~11月7日(日)

開催時間

11時00分~18時00分(最終日は17時00分まで)

休館日

会期中無休