写真展PICK UP

複数作家の視点で巡る1930〜2010年代の東京の姿とは。東京工芸大学・写大ギャラリーでコレクション展が開催

6月14日〜9月4日 土門拳や木村伊兵衛、田沼武能氏などの作品が展示

東京工芸大学の写大ギャラリー(中野キャンパス5号館2階)で、変貌し続ける東京の姿を作家の視点で追う写真展「写真の中の東京は、」が開催される。会期は6月14日〜9月4日まで。入場料は無料。

写大ギャラリーコレクションの中から、1930年代から2010年代に至るまでの「東京」で撮影された作品で構成される展覧会。土門拳や木村伊兵衛のほか、田沼武能、中谷吉隆、須田一政、安達洋次郎、築地仁、本城直季、森山大道(敬称略)の作品、約70点が展示される。

展示は各年代ごとに一人の作家で構成。空襲以前の1930年代は土門拳、戦後の1940年代は木村伊兵衛、安保闘争や東京オリンピックのあった1960年代は中谷吉隆、1970年代は須田一政の作品を、それぞれ展示しているという。

展示にあたり、写大ギャラリー運営委員会は「圧倒的なスピード感で大きく変化し続けてきた東京は、いつの時代においても写真家にとって魅力的な被写体でした。同時に変化を続けるがゆえ、とらえどころがなく、どのような都市であるとひとつの言葉では言い表すことが難しいとも言えるでしょう」とコメント。各展示作家それぞれがどのような考え方や視線で、そうした複雑に変容する都市の姿を捉えていったのか、今もなお変貌を続ける東京のこれまでと各時代をとらえた作家の個性を感じてほしいと呼びかけている。

展示作品(一部)

概要

会場

東京工芸大学「写大ギャラリー」(中野キャンパス)
東京都中野区本町2-4-7 5号館(芸術情報館)2階

会期

2021年6月14日(月)〜2021年9月4日(土)

開館時間

月〜金:10時〜18時
土:10時〜17時

休館日

日曜日、8月1日〜8月9日

入場料

無料