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内藤明写真展 :rays
JCIIクラブ25(東京・半蔵門)6月1日〜6月6日
2021年5月31日 15:00
作者コメント
眩い光の網そして影
光景の凝視とそれを妨げる耳鳴
レリーズの衝動によりフィルム上に生成された見えない銀の像は、被写体と直接触れた光の反応に他ならない
可視化したフィルムの像により印画紙上に形成した像は出会った光の痕跡
あのときの光と眼前の光、このセンチメンタル
この銀像は私にとって美的に拡張され美しい
これはシステムによってもたらされた像固有の特性
あのとき遭遇した情景の記憶より刺激に満ちている
展示説明
作者は、写真教育機関在職中から一貫して独自の視点による黒白ゼラチンシルバープリントを用いた制作を行っており、定年退職(2014年)後はほぼ毎年写真展を開催している。今回も、継続している同一の視点に基づき、自身の暗室から生み出される黒白銀塩写真像特有の漆黒が醸し出す作品、約23点を展示。
開催概要
会場
JCIIクラブ25
東京都千代田区1-25 JCIIビル地下1階
開催期間
2021年6月1日(火)〜6月6日(日)
開催時間
10時00分~18時00分
休館
月曜
作者プロフィール
1974年〜2013年東京工芸大学教員。2008年〜2013年東京工芸大学芸術学部学部長。2013年〜2017年日本写真芸術学会会長。2014年東京工芸大学名誉教授。主な著書(共著)は「実務者のためのカラー写真」、「デジタル写真の基礎」など。また、写真専門誌連載は写真工業誌において1979年〜2001年「新型カメラテストレポート」、1991年〜2001年「画像前線レポート」がある。写真展(個展)は1979年7月「真昼時」新宿ニコンサロン、2006年4月「真昼」アートスペースモーター、2014年10月「light」スタイケントウキョウ、2015年10月「in the wind」スタイケントウキョウ、2017年3月「echo」Alt_Medium、2018年12月「once」Alt_Medium、2019年11月「there」ギャラリーEM西麻布、2020年8月「works」田淵行男記念館がある。