イベントレポート
体験型イベント「NICO STOP PHOTO FES 2023」にニコンZ fやPlenaのハンズオンコーナーが
若手クリエイターによる写真展やステージなども
2023年10月23日 13:45
ニコンは、NICO STOPの公開4周年を記念して、イベント「NICO STOP PHOTO FES 2023~写真とみつけた、出逢い~」を10月21日(土)22日(日)に開催した。今回はそのイベントの様子をお届けする。会場は池尻大橋駅から徒歩30秒のBPM。
NICO STOPは、株式会社ニコンイメージングジャパンが運営するフォトスタイルWEBマガジン。カメラや写真に興味を持った人が、気軽に立ち寄り、何かを見つけ、次に出発する発着点のような存在で居たいというコンセプトで運営をしている。ちなみにNICOの「C」はコミュニケーションの「C」で、「STOP」は停留所を意味するという。
そんなNICO STOPが4周年を迎え、はじめてのリアルイベントを実施。若手フォトグラファー20名による「フォトギャラリー」や最新ミラーレスカメラ「Z f」を用いた撮影体験などを用意した。
取材日は20日(土)の夜だったが、多くの若年層で盛り上がっていた。
入場時に貰えるカードにはフォトグラファーのサイン欄を用意。会場にいるフォトグラファー2人からサインを貰うことでNICO STOPのオリジナルグッズを進呈している。これも来場者とフォトグラファーが話すきっかけを作るためだという。それらをSNSにタグ付けして投稿すると貰えるオリジナルグッズもある。
会場には撮影機材やフォトギャラリーのほか、フォトグラファーでクリームソーダ職人のtsunekawa氏が運営する喫茶店「旅する喫茶」が特別出店し、クリームソーダやプリンなどを味わうことができた。
そのほか、2022年に数量限定で販売し完売したカメラバッグを会場限定で販売。3way仕様となり、大小の2サイズがセットになって価格は税込1万5,000円。
クッション性に優れたインナーバッグがセットで、デザイン・素材・使い心地にこだわり作られたという。
最新カメラ「Z f」やレンズ「Plena」も用意
展示機材には発売前のミラーレスカメラ「Z f」をはじめとする各種カメラとレンズの組み合わせを用意。今回出展しているクリエイターおすすめの組み合わせで用意したという。機材の前には撮影被写体として小春ハルカ氏作の「花手水」や田中智氏作の「カメラミニチュア」が用意された。
発売したばかりの「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」の姿も見受けられた。
事前予約制で行われたイベントでは、実際に「Z f」を持ち出して会場付近での撮影体験も用意。各3名ずつのチームとなり、参加フォトグラファーと話をしながら撮影体験が行えたという。同社の担当者は、普段はスマートフォンで撮影を楽しんでおり、今回初めてフルサイズミラーレスカメラを使う人も少なくないと話す。
トークショーでは「撮り続けたいモノの話」を語る
取材当日の夜は、tomosaki氏、あき氏、Koichi氏によるトークショーを実施。内容は「撮り続けたいモノの話」の話を行い、各自が普段撮影する機材を手に持ち、写真を見せつつ話す様子が見受けられた。
青春写真を撮影するtomosaki氏は、17歳から写真撮影を始める。当初は県外旅行に行く際にカメラを持ち歩く程度だったが、なぜ地元の写真を撮らないのだろうという疑問と共に、カメラを持ち歩く日が増えたという。現在では、一瞬の尊さを大切にシャッターを切り続けているといい、その中でも青春というテーマの一瞬を切り取りたいという気持ちが強かったと話す。
水中写真を撮られているあき氏は、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D5300」から写真の世界に入ったという。海の生き物が大好きで、被写体に選んだと話す。愛用のレンズについて聞かれると「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」と答え、両隅まで綺麗に描写されるので、海の中の雰囲気を忠実に再現できるという。
人と日本の絶景の組み合わせを撮影するKoichi氏は、元々夜景を撮影していたところ、人物を入れることでより思い出や雰囲気がより広がると思い、今の作風が出来てきたという。撮影を始めた頃にはセルフポートレートが多く、ライトアップに併せた衣装を揃え、様々なシーンのカットを撮影していたと話す。「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」のカタログカットを多く撮影しており、同レンズについて「なによりボケが素晴らしい、最近ではメインレンズとして使うことが多く、新しい世界が開けた」という。
今後も若年層にニコンファンを増やす取り組み
会場では、フォトグラファーと見学者が賑やかに話す風景が多々見られた。会場内の喫茶店で仲良く話す方々に話を聞くと「フォトウォークで知り合いました」という方が目立つ。同じ趣味を持つ友達を作り、様々な情報を共有する一種のコミュニケーションの場であると改めて実感する会場だった。
今回のプロジェクトでは、同社の若年層が主体になってチームを組み、企画運営を行っているという。今後もより多くの人に写真の楽しさを広げいく活動を続けるそうだ。