イベントレポート
【CP+】ケンコー・トキナー、交換レンズやカメラバッグなど怒涛の参考出品
椅子になるカメラリュックや木綿屋五三郎とのコラボバッグなど
2017年2月25日 11:20
CP+2017のケンコー・トキナーブースでは、交換レンズ、フィルター、カメラバッグ、三脚関連、各種アクセサリーなどを多数展示。今年も100品目もの新製品と参考出品を用意している。
交換レンズ製品としてはまず、さる1月27日に発売され本誌でも既報の35mmフルサイズ対応のソニーEマウントマニュアルフォーカスレンズ「FíRIN 20mm F2 FE MF」をはじめとする、各種トキナーレンズを試用できる。
技術担当者もブースにいて、ユーザーのみなさんの質問にも答えるとのことだ。
ケンコー・トキナーが取り扱うSAMYANGブランドレンズの「XP85mm F1.2」ほか、「20mm 1.8ED アスフェリカル UMC」、「35mm F1.2 ED アスフェリカル UMC CS」、SAMYANG初のAFレンズ「AF50mm F1.4アスフェリカル」も展示されている。
レンズベビー各種製品にも大きくスペースが割かれている。昨年末に発売された「Trio 28」は焦点距離28mm・F3.5絞り固定の交換レンズで、効果が異なる3つのレンズを切り替えることができる。ソニーE用、富士フイルムX用、マイクロフォーサーズ用が用意されている。
川合麻紀氏と藤里一郎氏の作品とともに展示されている。
テレプラス(テレコンバーター)製品としては、高画質化された「テレプラス HD PRO×1.4」「同2」(発売時期、価格未定)が展示されている。基準焦点距離を300mmにした超望遠レンズ用で、50mm未満レンズには対応しない。
また、ニコンFマウントレンズをミラーレス機(フジXマウント、EF-S、マイクロフォーサーズ)に装着するためのマウントアダプターもお目見え。絞り調整リングを備え、操作時の感触のよさにこだわっているという。6月中旬発売予定で価格は未定。
フィルター新製品としては、ガラスにゆがみを与えない高機能フィルターシリーズの「ZX(ゼクロス)」に減光フィルターの「ND8」、「ND16」がお目見え。いずれも4月中旬発売予定で価格は未定。
同シリーズプロテクターに高強度ジュラルミンを採用した小口径の「ZX(ゼクロス)」プロテクターSLIMも加わる。37m口径から58mm口径の6種が用意される。4月14日発売で希望小売価格は6,200円〜7,500円(いずれも税別)。
また、4K・8K撮影時に人物の肌の質感のみをなじませるという「ディフュージョン(ソフト)」と、温調効果を与えながらソフト描写にする「ウォームソフトエフェクト」も展示されている。こちらはそれぞれ効果を1/8、1/4、1/2の3種が製品化される。5月発売予定で価格は未定だ。
Cokinフィルター関連では、ハーフNDフィルターの水平線から上をND8の効果を持ちつつ、グラデーションを境界から上にかけて濃度を下げた逆グラデーションの「リバースND8」を参考出品(発売時期、価格は未定)。
また、前面にPLフィルターなどの丸枠フィルターを装着できるアルミ製フィルターホルダー「EVOフィルターホルダー」も。84mm幅のMサイズと100mm幅のLサイズの2種が用意される。Mサイズは4月、Lサイズは5月発売予定で価格は未定。
LEEフィルター関連では、3インチサイズ(75mm幅)に対応した小型システムの「Seven5ハーフNDフィルター」と、6インチサイズ(150mm幅)で前玉の大きいレンズに対応した「SW150」を参考出品している。
1月26日発売の背面モニター保護用ガラス「KARITES(カリテス)」も展示されている。純国産、光学ガラスの採用で見やすい。さらに、両手で貼りやすい工夫がなされている。
その他、参考出品が多数。LEDライトを備えるガイドナンバー40のドイツ・メッツ製ストロボ「メッツメカブリッツM400」。
14ポケットつきのオールシーズン対応のカメラマンベスト。
連結できるメタルフィルターフード「LM-H」シリーズ(40.5mmから82mmまで12サイズ)。
カメラやレンズなどを「包んで」バッグなどに収納できるラッピングクロス「包(つつむ)」は新色も。
いずれも会場で製品化アンケートを行っている。
スリック三脚関連の参考出品も多数用意されている。
ファミリー向けながらビデオ用ヘッドを装備してなめらかな動きを実現した小型三脚「GX 6400 Video」(全高1,579mm、縮長500mm、重量1,33kg)を展示。4月末発売、価格は税別8,000円程度。
タイムラプス撮影をしながらパンニングもできるという本体重量500g程度で耐荷重5kgのポータブル赤道儀「タイムラプス赤道儀」。5月末発売予定で、価格は4万円前後を想定。
微調節が可能な高精度の「2ウェイ2軸微動雲台」は5月末発売予定。
パイプ自体を回転させる「回転式ロック機構一脚(仮称)」。
エレベーター下にLEDライトを備えたトラベル三脚「エアリーカーボン 644 LED」。4月末発売、規模小売価格は税別6万2,500円。エアリーカーボン 645 LEDの脚パイプをアルミにした「エアリーAN 645 LED」も6月末の発売が予定されている。
さらに、「高精度微動3ウェイ雲台(仮称)」も参考出品。パンハンドル式の3ウェイ雲台にギア式微動機構を組み込み、超大型三脚に適合する。9月末発売予定で価格は未定。
カメラバッグ関連製品としては、「アオスタ」シリーズに内部に堅固なパイプフレームが組み込まれて座ることができるリュック「フォンタナⅡ ISリュック」(実売予想価格1万4,880円)が、会場の話題を呼んでいる。
上部が「がま口」のように大きく開き、サイドアクセスで小型三脚をバッグ内に収納できるリュック「フォンタナⅡ Gリュック」(実売予想価格12,700円)。
超望遠高倍率ズームレンズを収納できる「サンクチュアリII 250」(実勢予想価格17,690円)。
大口径望遠レンズつきミラーレスボディと交換レンズを収納できるボディバッグ「アレッツォ ボディーズームバッグ M」(実勢予想価格8,920円)。
さらに、ケンコー・トキナー創立60周年記念製品として「アオスタ×木綿屋五三郎(もめんやごさぶろう)」コラボレーションバッグも参考出品されている。木綿屋五三郎は、文政2年(1891年)の但馬国で柳行李の製造販売を始めた木綿屋五三郎をルーツに持つブランドで、現在はビジネスバッグやボストンバッグなどで知られている。