イベント告知

色とりどりのバルーンが大空に踊る…「熱気球グランプリ」が今年も開催

4月6日の渡良瀬を皮切りに、全国5カ所で

一関・平泉バルーンフェスティバル2016

近年、撮影対象として人気の熱気球。鮮やかでかつ巨大なバルーンの写真をSNSなどで見かけることも多いと思う。その熱気球界で最大のイベント、「熱気球グランプリ」が今年も開かれる。

「2018熱気球グランプリ」は、栃木市の「渡良瀬バルーンレース2018」を皮切りに、計5大会の通算ポイントで年間チャンピオンが決定される。飛行する優雅な姿が人気の熱気球だが、自然に逆らえない中で緻密な操作が求められるなど、競技としての奥の深さも知られてきた。

なお熱気球グランプリは、1990年から昨年まで「熱気球ホンダグランプリ」という名称だった。当初はグランプリの知名度アップのためホンダの名が使われていたが、昨年度で148万人を動員するまで大きく育ったこともあり、今回よりグランプリ名称からホンダの名が消えた。本田技研工業株式会社が特別協賛であるのは、これまで通りだ。

渡良瀬バルーンレース2014
2017佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
2017佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
佐久バルーンフェスティバル2017
鈴鹿バルーンフェスティバル2017

2018年熱気球グランプリ

第1戦:渡良瀬バルーンレース2018

4月6日(金)〜4月8日(日)
藤岡渡良瀬運動公園(栃木県栃木市)

首都圏で唯一開催される大会。競技飛行に加え、熱気球係留(搭乗可能)、熱気球教室、バルーンイリュージョン(夜間係留)、スカイスポーツ展示(デモンストレーションも)などのイベントが行われる。桜の開花時期と重なるのもポイントで、藤岡さくら祭りも同じに開催。競技では、GPSで判定するロガータスクが日本で初めて導入される。

第2戦:佐久バルーンフェスティバル2018

5月3日(木・祝)〜5月5日(土・祝)
千曲川スポーツ交流広場(長野県佐久市)

コンセプトは「子供たちに感動を」。競技飛行以外にも、川魚のつかみ取り、そば打ち体験、木工教室など、信州らしいイベントが繰り広げられる。田んぼにバルーンが着陸することから、この地域ではフェスティバル終了まで田に水を入れないそうだ。なお、地元出身の『北斗の拳』原作者、武論尊さんにちなみ、佐久市ではケンシロウが描かれたバルーンを今年度に製作する。

第3戦:一関・平泉バルーンフェスティバル2018

10月19日(金)〜10月21日(日)
一関水辺プラザ(岩手県一関市)

グランプリ後半戦のスタートを切る大会。東日本大震災の復興と地元の元気を全国に発信するため、2012年から開催された。同時開催イベントは、熱気球係留(搭乗可能)、熱気球教室、バリューイリュージョンなど。ちなみに「気球」という言葉を初めて書物で使用したのは、江戸時代に活躍した地元一関の蘭学者、大槻玄沢とのこと。

第4戦:2018佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

10月31日(水)〜11月4日(日)
嘉瀬川河川敷(佐賀県佐賀市)

アジア最大のスカイスポーツイベントと呼ばれているのがこの佐賀大会。39回目を迎える今回は、80万人の参加者を見込む。バルーンフェスタの盛り上がりが高じてか、2016年10月に「バルーンミュージアム」をオープンした。気球のフライトシミュレーターがあるという。同時開催のイベントとしては、ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(夜間係留)、キッズデー、ホンダトライアルバイクショーなどが予定されている。

第5戦:鈴鹿バルーンフェスティバル2018

11月23日(金・祝)〜11月25日(日)
鈴鹿川河川緑地/鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)

グランプリ最終戦を飾る大会で、地元でも秋の風物詩として根付いて来たという。世界でも少ない都市型の飛行となり、競技性の高さも見もの。バルーンイリュージョンは鈴鹿サーキット内で実施。フォトコンテストも行われる。