デジタルカメラマガジン

10月号特集はドマラチックな写真。憧れのロケーションから撮影技法やエピソードまで

最新機種「α7CR」「GFX100II」「G9PROII」も実写付きで解説

<特集>ロケーション選びから撮影技法、感動エピソードまで

光芒が降り注ぐ美しい風景や田園に映り込んだ鮮やかな夕焼け……。一度は撮影してみたいドラマチックなシーンの数々を写真家はどのように描き出しているのだろうか。デジタルカメラマガジン10月号の特集では撮影時に感じたエピソードを交えながら写真にドラマを加えるためのヒントを紹介していく。

【テクニック】ドラマチックなシーンを撮るためには

今回の特集は「ドラマ」をテーマに2本立ての構成になっている。1つはデジタルカメラマガジンならではの撮影テクニック。「雲海」「光芒」「白滝」「虹彩」など一度は撮ったみたいと思わせるようなドラマチックなシーンの撮り方を解説する。自分の近くの場所でも実践できるように、テーマについて幅の広い内容で解説しているので、参考にしてほしい。

【ドラマ】どうしてこのドラチックな写真が生まれたのか

もう1つはドラマが生まれた理由を写真家に語ってもらった。写真は撮ったとき、なぜその瞬間にシャッターを押したのか、という理由がある。その理由を背景から状況説明、写真の狙いなどを1枚の写真を元に解説。内容も濃く読み応えのある内容になっている。

登場写真家(敬称略)

熱田護、鍵井靖章、柄木孝志、木村琢磨、Koichi、小林哲朗、小林淳、佐々木和一朗、杉浦英貴、高砂淳二、辰野清、館野二朗、長根広和、中野耕志、中藤毅彦、萩原れいこ、橋向真、深澤明、福田幸広、別所隆弘、丸田あつし、八木千賀子、山下峰冬、湯淺光則、Yusuke O、Rinaty、ルーク・オザワ

<レビュー> 続々と登場した期待の新製品を実写付きで細かく解説

キヤノン EOS R8で描く八丈島の光と風

八丈島は太平洋に浮かぶ離島。2つの山で構成され海や山の風景はもちろん、島の旅情あふれる情景も撮影できる。「8」にちなんだ名称を持ち、撮影地としても魅力的なこの島を、風景写真家であり八丈島のふるさと観光大使にも認定されている八木千賀子氏が、EOS R8を使用して撮り下ろす。上位機種に並び立つ性能を有するEOS R8を風景・旅・星空・マクロなど、さまざまなロケーションで使用することで、小さなボディに秘められたポテンシャルを見せていく。

6,100万画素を手に入れた先進のCシリーズ「ソニー α7CR」

フラットなコンパクトスタイルで人気を集めたα7Cに派生モデルが登場。コンパクトさはそのままに上位機種α7R Ⅴの約6,000万画素センサーやAIプロセッシングユニットなど、先進機能を余すところなく凝縮している。特に、重い機材を担いで動き回ることの多い風景写真のジャンルにおいて最適な機種と言える。風景写真家の萩原れいこ氏に、風景写真においてα7CRがどのような変革をもたらすのか、美しい風景と共に紹介する。

1億画素が縦位置グリップ分離型へ「富士フイルム GFX100II+GF55mmF1.7 R WR」

1億画素のラージフォーマットを搭載するGFX100シリーズ。その最上位モデルのⅡ型が最新のイメージセンサーと画像処理エンジンを備えて登場した。高感度などの画質向上が図られたほか、8段のボディ内手ブレ補正、最新のAF性能を搭載している。ボディの小型化も図られ、縦位置グリップを別売にしたことで従来のGFX100S並みの小型化を実現している。ISO感度やフィルムシミュレーションの比較などの試写を交えながら実機を評価する。あわせて同時に発表されたレンズ「GF55mm F1.7 R WR」の実写レビューも行っている。

2,521万画素+秒60コマのm4/3最高峰「パナソニック LUMIX G9PROII」

5年ぶりにM4/3を搭載するGシリーズのフラグシップモデルG9 PRO Ⅱが登場した。ボディは先頃発売したS5Ⅱと共通化し、操作性を統一。M4/3で最多となる25Mの新型撮像素子、60コマ/秒、進化した被写体認識など全体的に大幅に強化された。今回はG9PROIIに加え、同時に発表された望遠レンズ2本を合わせて実写レビューを掲載する。