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倉茂義隆写真展「続 ふるさと栃尾の日々」
(新宿ニコンサロン)
(2013/6/10 13:53)
2008年、作者は40年間の日々を「ふるさと栃尾の日々」として写真展を開催したが、満たされぬものを感じていた。それは作者が健康を害して長いこと不本意な日々を過ごし、遣る瀬ない思いを抱き続けた日々であったからである。その思いが不足していることに気づいた。
健康を損なうことは、現実との摩擦で覚醒を強いられることだが、摩擦に曝され続けることで遣る瀬ない思いが生じるであろうし、それが考えるきっかけとなり、覚醒の感覚へとつながるのだろう。
本展は、作者の感覚に染みついている、そのような思いを中心に“続ふるさと栃尾の日々”として組んだものである。
写真を並べ、最後の写真を眼にしたとき、この一枚の写真を撮るために、これまで写真を撮り続けてきたことを実感し、涙があふれて堪らなかったという。モノクロ55点。
(写真展情報より)
倉茂義隆写真展「続 ふるさと栃尾の日々」
- 会場:新宿ニコンサロン
- 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階
- 開催日:2013年6月25日(火)~2013年7月8日(月)
- 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
- 休館:会期中無休