ソニー、反射望遠レンズ「500mm F8 Reflex」を生産完了


500mm F8 Reflex

 ソニーはWebサイト上で、交換レンズ「500mm F8 Reflex」の生産完了を告知した。

 500mm F8 Reflex(SAL500F80)は、ソニーがコニカミノルタのαレンズを継承した際に含まれていた製品。世界で唯一のAF付き反射望遠レンズ(ミラーレンズ)としてミノルタ時代より名を馳せ、2006年12月からはソニーαのブランドで市場に再登場した。

 反射望遠レンズは、通常の望遠レンズより小型で軽量、さらに原理的に色収差が発生しないという特徴を持つ。点光源のボケが、円形ではなくリング状になることでも知られる。500mm F8 Reflexはカメラメーカーの現行ラインナップでは唯一の反射望遠レンズであり、個性的なαレンズの中でもマニアックな支持を得ていた。

 レンズ構成はフィルター1枚を含む5群7枚。絞りはF8固定。最短撮影距離は4m。最大撮影倍率は0.13倍。本体サイズは89×118mm(最大径×長さ)、フィルター径は42mm、重量は約665g。ねじ込み式フードが付属する。価格は10万2,900円。




(本誌:折本幸治)

2010/8/11 00:00