ニュース
前景・背景を個別に調整できるRAW現像ソフト「DxO PhotoLab 10」
AIでマスク関連が進化 カラーグレーディングツールも
2026年9月1日 22:00

DxOは、RAW現像ソフトウェア「DxO PhotoLab 10」を9月1日(火)に発売した。新規ライセンスは3万2,900円、既存版(バージョン8または9)からのアップグレードは1万6,900円。Windows、macOS用を用意している。
カメラからの距離に基づいて部分調整を作成できる新機能「深度マスク」を搭載した。AIが画像を解析して深度マップを生成するため、画像に深度データが埋め込まれていなくても、前景・中景・背景の要素を的確に選択できるという。選択後はスライダーとぼかしハンドルで効果範囲の微調整が可能。
カラーグレーディングツールも新たに搭載。カラーホイールを中心としたインターフェースにより、シャドウ、中間調、ハイライト、全体のカラーバランスを個別に調整でき、画像のムードや空気感を細かくコントロール可能としている。また、階調域をまたいで色の調整を連動させ、相対的な関係を保ったまま異なるルックを試すこともできる。
AIを活用したマスキング機能も強化された。シーン内のすべての人物を認識し、全員をまとめてひとつのマスクにしたり、個別の人物ごとにマスクを作成したりすることが可能。さらに、目、髪、唇といった部位ごとの切り出しにも対応した。
顔領域の選択においても精度が向上し、眉、虹彩と瞳孔、白目、歯、ひげ、顔の肌といったカテゴリーが追加された。
部分調整ツール「U Point テクノロジー」も進化。従来のブラシの感覚と、色や明るさに基づいて範囲を自動調整する機能を組み合わせた「コントロールブラシ」が追加されたほか、コントロールポイントを円形から楕円形に切り替えることも可能になった。
このほか、デザインアプリ「Affinity」との連携機能を搭載。PhotoLabの書き出しオプションに新しいボタンが追加され、写真をそのままAffinityに送ってレタッチや合成などのピクセル単位の編集を継続できる。
そのほかの新機能として、AIによるセンサーダストの自動除去、撮影時のクロップ比率への対応、PhotoLibrary内でのヒストグラム調整、データベースのバックアップと復元の改善などが含まれている。







