イベントレポート

発売前の「OM SYSTEM PEN」が先行展示中

ショールームスタッフによる“魅力解説”も

10月下旬に発売が予定されている「OM SYSTEM PEN」が、東京・新宿の「OM SYSTEM PLAZA」で先行展示中だ。9月19日(土)から9月21日(月・祝)までの3日間は、ショールームスタッフによるトークイベントも開催されており、無料・予約不要で参加できる。

OM SYSTEM PENはすでに供給遅延の可能性がアナウンスされるほど、発表以降、多くの関心を集めている。そんな注目機種を発売に先駆けて体験できるチャンスとなっている。

OM SYSTEM PLAZA

「OM SYSTEM PEN」のポイントは?

せっかくなのでOM SYSTEM PENについておさらいしておきたい。

製品コンセプトは日常使いへの追及にある。街歩きや普段の散歩で「いつでも気軽に持ち歩いて撮る」ことを第一に、キットレンズと組み合わせても約500gという軽量・コンパクト設計を実現している。日常のスタイルに自然と馴染み、いつでもバッグに忍ばせて連れ出したくなる軽快さも魅力としている。

PENシリーズとして電子ビューファインダーが搭載されたのは、2016年に発売された「OLYMPUS PEN-F」以来のこと。ここにはファインダー内蔵を望む多くのユーザーの声が反映されている。コンパクトなボディながらIPX1相当の防塵・防滴性能を備え、手持ちでの「ライブND」や「深度合成」といった高度なコンピテーショナル・フォトグラフィー機能もしっかりと網羅された。

搭載されたデバイスに目を向けてみると、撮像素子に4/3型 Live MOSセンサー(有効約2,037万画素)を、画像処理エンジンに「TruePic IX」を採用している。この組み合わせは2025年発売の「OM SYSTEM OM-5 Mark II」と同じ。

両機を比較すると、画質面などは同等と言えるという。AFについても、OM SYSTEM PENは従来のコントラストAFから121点オールクロス像面位相差AFへと進化しており、通常撮影におけるAFの速度・精度ともにOM-5 Mark IIと差はないとのこと。

性能面で違いがあるとすると、ターゲットとする撮影領域と一部の機能だ。

OM-5 Mark IIはより過酷なアウトドアや山登りを見据えた高い耐候性(IPX53等級)や手ブレ補正を誇る一方、「OM SYSTEM PEN」は日常使いに特化している。上位モデル譲りのAI被写体認識機能から「人物」と「動物(犬・猫)」をピックアップして搭載。人物については顔や瞳だけでなく、後ろや横を向いた状態でも認識できるとして、子供やペットをはじめとする日常の被写体へよりスピーディーにピントを合わせられるよう工夫されている。

そのほか、手ブレ補正の段数や対応レンズとの「シンクロ手ブレ補正」の有無、-10℃まで耐えうる耐低温性能など、細かなスペック面ではフィールド撮影に特化したOM-5 Mark IIに軍配が上がる。

「OM SYSTEM OM-5 Mark II

街歩きや日常のスナップを軽快に楽しみたい人には「OM SYSTEM PEN」が、登山やフィールド撮影などタフな環境でしっかり撮りたい人には「OM SYSTEM OM-5 Mark II」が合うと言えるかもしれない。とはいえ、実際には試してみてフィーリングを確かめてもらいたいところだ。

キットレンズでもある新型標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 III」もセットで試せる。このレンズもOM SYSTEM PENのコンセプトに合わせて防塵防滴仕様となった。そのほか広角端で最短0.13mまで寄れる高い近接撮影能力を備え、カメラ側の「深度合成」機能も活用できるなど、日常の花や小物の撮影でも威力を発揮するとしている。

色々な製品に触れられるのもショールームの面白さだ

トークイベントで魅力を解説

会場で開催されるトークイベントでは、ショールームのスタッフがOM SYSTEM PENの魅力を解説する。筆者が参加したのは、榎本祐典氏による「街スナップ」をテーマにした回だ。

OM SYSTEM PENで「ぜひ使ってもらいたい」という機能を、スタッフが撮影した作例を見ながら紹介するというもの。この回では、カラー/モノクロプロファイル、アートフィルター、コンピュテーショナルフォトグラフィーと、絵作りを楽しむための機能が細かく解説された。

トークイベントの様子
カラープロファイルの解説
モノクロプロファイルで「粒状フィルム効果」が選択できる
アートフィルターの適用度を調整できる「ファインチューン」機能が搭載された
コンピュテーショナルフォトグラフィの解説
ライブND機能を使った作例

AIを活用した被写体認識も実演。犬のぬいぐるみにAFが素早く合うシーンを紹介した。

ぬいぐるみで被写体認識の精度を実演

おすすめの機能として「SCNモード」も説明された。初心者でも簡単に星景撮影を行えるモードも搭載されており、街歩きをメインのコンセプトとしたカメラでありながら、その守備範囲の広さが伺える内容となっている。

星景撮影の解説
スタッフトークスケジュール
  • 9月19日(土)
    ①11時00分~11時45分「街スナップ」(榎本祐典氏)
    ②14時00分~14時45分「お散歩スナップ」(多田英晃氏)
  • 9月20日(日)
    ①11時00分~11時45分「旅スナップ」(高橋渉氏)
    ②14時00分~14時45分「お散歩スナップ」(多田英晃氏)
  • 9月21日(月・祝)
    ①11時00分~11時45分「旅スナップ」(高橋渉氏)
    ②14時00分~14時45分「街スナップ」(榎本祐典氏)

会場連動のスタンプラリー

なお、本イベント会場と、渋谷ヒカリエで開催中の東京カメラ部2026写真展「ひろがる世界。」に出展しているOM SYSTEMブースの双方に設置してあるスタンプを集めると、オリジナルノベルティがプレゼントされる。

名古屋でポップアップも

OM SYSTEM PENを発売前に試せるチャンスとして、10月17日(土)に移動型ショールームイベント「OM SYSTEM POP UP PLAZA 名古屋」が開催される。

そちらのイベントでは、OM SYSTEM PENのタッチ&トライのほか、OM SYSTEMのカメラやレンズの製品レンタル、フォトウォークなどのイベントも行われる。

イベント名

新製品 OM SYSTEM PEN スタッフトーク・体験イベント

開催期間

2026年9月19日(土)~9月21日(月・祝)

会場

OM SYSTEM PLAZA イベントスペース
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル B1F

参加費

無料(事前予約不要)

本誌:宮本義朗