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AIマスク作成に対応した「DxO PhotoLab 9」
ノイズ除去・レンズシャープネスなどで部分調整が可能に
2025年9月2日 22:00
DxOは9月2日(火)、RAW編集ソフトウェア「DxO PhotoLab 9」を発売した。新規ライセンスは2万9,999円、既存版からのアップグレードは1万4,999円。Windows、macOS用を用意した。
AIを活用したマスク機能を搭載。写真の特定部分をクリックするか、矩形で範囲指定するか、空や人物、顔、髪などのオブジェクトから選択する3つの方法でマスクを作成できる。
例えば、これまで画像全体にのみ適用できたDeepPRIMEノイズ除去技術やレンズシャープネス最適化なども、必要な部分だけに適用できる。また、独自の「U Point テクノロジー」と組み合わせることで従来ツールとも連携。より複雑なマスク作成を実現するという。
これらの調整内容は、複数の画像間でコピー&ペーストが可能。一貫したレタッチ作業が可能になったという。
また、富士フイルム「X-Transセンサー」搭載カメラ向けに「DeepPRIME XD3 X-Trans」を正式リリース。極端な高ISO撮影時のノイズ除去とディテール復元を強化した。
その他の新機能としては、メタデータやEXIF情報を活用した一括ファイル名変更ツールを追加。また、AppleのHEIC/HEIFおよびProRAW画像に対応したほか、関連する画像をまとめるスタッキングも可能になっている。