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夜空の星を見やすくする眼鏡「星群Glass」

被写界深度の強化や光害の低減など

株式会社ケンコー・トキナーは、光害の軽減や星の視認をアシストするメガネ「Kenko × 伊藤光学 星群Glass」を7月25日(金)に発売した。

眼鏡レンズ専門メーカーの伊藤光学工業と共同開発したメガネ。伊藤光学工業が開発した「ESレンズ」(調整力アシスト眼鏡レンズ)を採用する。

眼鏡レンズとして世界で初めて「被写界深度延長設計」を取り入れており、被写界深度を深くすることにより、広い範囲にピントが合うのが特徴。これにより、目が細かなピント調整をしなくても鮮明な視界が得られ、星空観察や流星群の観察に最適だという。

また、レンズ自体の分光特性により、屋外照明に使われるLEDや高圧ナトリウムランプの青色光を約10%、黄色・オレンジ色の光を約25%軽減可能。光害の原因となるこれらの光を抑えることで、オレンジ色に染まった夜空なども、より自然な色合いで再現できる。

加えて、伊藤光学工業の「ULTRA LOW REFLECTION」コーティングが施されており、業界最高水準の超低反射を実現。視感透過率は83%程度と高く、星空観察だけでなく昼夜ともに車の運転などにも使用できる。

オーバーグラスタイプのフレームを採用しており、普段使いの眼鏡の上からでも装着できる。

  • レンズ寸法:65mm
  • テンプル長さ:140mm
  • フレーム素材:TR-90(プラスチック)
  • レンズ:視力補正用単焦点レンズ(プラスチック:ULRコート)
  • 視感透過率:83%
  • 外形寸法:160×175×50mm
  • 重量:約33g
  • 付属品:セミハードケース、ソフトフレームケース
  • 価格:1万7,600円
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。