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「X-T5」「X-M5」「X100VI」など6機種に最新ファームウェア

ワイヤレス接続時のセキュリティ強化のため

ファームウェア対象の1機種「GFX100RF」

富士フイルムは7月22日(火)、ミラーレスカメラやレンズ一体型カメラを対象とした最新ファームウェアを公開した。対応機種とバージョン番号は以下の通り。

  • GFX100RF:Ver.1.10
  • X-T5:Ver.4.30
  • X-S20:Ver.3.30
  • X-T50:Ver.1.30
  • X-M5:Ver.1.20
  • X100VI:Ver.1.30

いずれも更新内容はワイヤレス通信時のセキュリティの強化。スマートフォンアプリとの接続手順やカメラの設定メニューが大幅に変更される。

セキュリティの強化から、各機種の撮影設定や動画設定、再生メニューにあった「ワイヤレス通信」項目が削除された。また、セットアップメニューの各種ボタン設定からも同機能が除かれ、instaxプリンターとの直接接続機能も廃止された。

ファームウェア更新後は、カメラとスマートフォンのペアリング手順が変更となる。カメラのファームウェアとスマートフォンアプリ(FUJIFILM XApp、FUJIFILM Camera Remote)の両方を最新版に更新することで、セキュリティ強度が向上する。

ファームウェア更新後にスマートフォンアプリが旧版のままだと、カメラとの接続ができなくなるとのこと。また、撮影した画像をinstax SHARE SP-1/2/3から直接プリントすることもできなくなる。この場合、スマートフォンアプリで画像を取り込んでから、instax専用アプリを使ってプリントする必要がある。

カメラのファームウェアが旧版でスマートフォンアプリのみ最新版の場合も、従来のセキュリティ強度と変わらないという。ワイヤレステザー撮影に関する設定も初期値にリセットされるため、外部機器に合わせた再設定が求められる。

本誌:佐藤拓