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レンズベビー、ソフト効果が楽しめる「Velvet 56」

マクロ撮影も可能な“クラシックポートレートレンズ”

左からレンズベビー Velvet 56、レンズベビー Velvet 56 SE

株式会社ケンコー・トキナーは、ソフト効果を味わえるという交換レンズ「レンズベビー Velvet 56」および「レンズベビー Velvet 56 SE」を6月中旬に発売する。

高次球面収差を出すことでソフト効果を強調した交換レンズ。カラーはVelvet 56がブラック、Velvet 56 SEがシルバーとなっている。

ニコンF用、キヤノンEF用、ソニーA用、ペンタックスK用をラインナップ。ただしVelvet 56 SEに限り、ニコンF用とキヤノンEF用のみを用意する。

価格はオープン。店頭予想価格は、レンズベビー Velvet 56が5万6,000円前後、レンズベビー Velvet 56 SEが6万5,000円前後の見込み(いずれも税別)。

マニュアルフォーカス専用のレンズで、焦点距離は56mm、開放F値はF1.6。レンズ構成は3群4枚。電子接点は非搭載。

最大の特徴となるソフト効果は、レンズ中心では芯のあるしっかりとした描写。周辺に行くほどソフトで立体感のあるボケを実現したという。光学ソフトフィルターやデジタル処理と異なる描写であり、ケンコー・トキナーでは、「クラシックポートレートレンズ」と表現。「ポートレート撮影での差別化を図るレンズとしてお薦め」としている。

絞り羽根は9枚。

最短撮影距離は13cm(レンズ先端より)。マクロ最大倍率は1:2。高い最大倍率を誇る。

フィルター径は62mm。外形寸法は72×85.25mm(最大径×全長)。重量は410g。

撮影イメージ(ケンコー・トキナー提供)

(本誌:折本幸治)