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「キャラホビ2014」にコスプレライティング体験コーナーが登場

 ニッシンジャパンは8月23日、幕張メッセで開催されたキャラクター&ホビーのイベント「キャラホビ2014」にブースを出展し、ブースに「コスプレライティング体験コーナー」を設けた。

ニッシンジャパンとホビージャパンの共同ブース
会場は幕張メッセの1~3ホール。約50の企業・団体が出展した。主催はC3×HOBBY2014実行委員会

 キャラホビ2014は、主に企業などキャラクターの版権を持つ企業がグッズなどを展示するイベント。8月23日と24日に開催され、そのうち23日のみニッシンジャパンがブースを構えた。

 ニッシンジャパンの國頭公之氏によると、最近はコスプレ撮影のためのスタジオが増えており、ライティング機材の需要が高まっているという。そこで、コスプレイヤーが多数来場する本イベントに出展し製品をアピールしたとのこと。同社がこのイベントに出展したのは初めて。

 ブースでは、会場を訪れたコスプレイヤーが、同社製ストロボを使って撮影が体験できる趣向になっていた。セッティングは、マシンガンストロボと銘打つ「MG8000」の2灯ライティング。「MG8000はモノブロックストロボより軽いので、荷物が多くなりがちなコスプレイヤーさんでも持ち運びが楽になる。バッテリー式なので、ワイヤレストランスミッターを使えばコードレスで使えるのもメリット」(國頭氏)。

ソフトボックスにセットしたMG8000の2灯を基本セッティングとした

 撮影コーナーでは、訪れたコスプレイヤーにどのように撮られたいか希望を聞いて、最適なセッティングをレクチャーしていた。講師を務めた写真家のみなの氏は、「本当にかっこよく撮るにはきちんとしたライティングが必要。そのことに気づいたコスプレイヤーが多くなってきた」という。ソフトボックスを付けたストロボを被写体に近づけることでキャッチライトを大きく入れたり、男性キャラの場合は後からストロボを当てるとシャープな写りになるといったテクニックを披露した。

ソフトボックスを顔に近づけることで、大きなキャッチライトを作るテクニックなどが紹介された
熱心に撮影するコスプレイヤー。一眼レフカメラを持参したコスプレイヤーが多かった
男性キャラの場合は後方からライトをと当てると良いとのこと。手前にi40をセットしている
会場で使用されたi40は魔法少女の杖のような形に改造されていた(非売品)。被写体のコスプレイヤーが持って自分を照らすといった使い方もできるという
撮影後は無料のプリントサービスも行った

 小型ストロボi40の活用も提案しており、スタジオ撮影で仕上げの効果として影を起こすといった使い方ができるという。また、みなの氏によると、i40は微少発光ができることから屋外でのスローシンクロでも使いやすいとのこと。

連続発光に強いMG8000
単三電池4本としては小型のi40
「なかなか試す機会が無い」との声を受けて、リングストロボも用意していた

 またニッシンジャパンと共同でブースを構えたホビージャパンは、コスプレイヤーのための撮影テクニックを解説したムック「コスPHOTO」の紹介と販売を行っていた。

コスPHOTO。右が最新刊

 コスPHOTOはこれまでに2冊を発行しており、8月11日に発売した最新刊では特に撮影初心者向けの内容にしたという。ホビージャパンの平雅彦氏によると、「コスプレイヤーはカメラへの関心は高いが、カメラ雑誌はなかなか読まない。コスプレイヤー向けにしたところ創刊号が大変好評だった。カメラ好きも納得する内容になっている」とのこと。

会場となった幕張メッセ

(本誌:武石修)