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カメラ分野のMTF技術を応用したニコンメガネレンズ

株式会社ニコン・エシロールは、交換レンズ開発で培ったコントラスト解析技術を応用した単焦点メガネレンズ「ZシリーズSINGLEVISION」を2月17日(火)に発売した。

カメラ用交換レンズの性能評価に用いられるMTF技術をメガネレンズに応用したもの。近視・遠視・乱視などを補正する単焦点レンズとして、両眼で見た際のコントラストを高め、視界の解像度向上を目指したとする。

ニコン・エシロールは2024年6月、同じ技術を用いた老眼対策レンズ「ZシリーズPROGRESSIVES」を発売している。今回の単焦点レンズはこの技術を幅広い世代へ展開するもので、Zシリーズは老眼対策世代に限らず、さまざまな世代に対応するメガネレンズシリーズとなった。

開発の背景には、日本の単焦点レンズ使用者の実態がある。ニコン・エシロールの調査によると、現在のメガネレンズに「満足している」と回答した使用者の約9割が、実際には見え方に何らかの違和感を抱えていることが判明。多くの人が不便さを受け入れながら生活している現状が明らかになった。

「ZシリーズSINGLEVISION」では、視線の方向や距離によって使用頻度が高いレンズ領域を想定。遠方を見る際の耳側領域、デスクトップパソコンなど中距離を見る鼻側領域、スマートフォンなど近距離を見る鼻側下方部について、それぞれ両眼視でのコントラストを最適化する設計を採用した。

本誌:佐藤拓