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パワーズーム内蔵のキヤノン「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」

EOS R50 Vとの「動画電子IS」協調制御に対応

キヤノンは、パワーズームを内蔵した超広角ズームレンズ「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」を7月に発売する。価格は5万5,000円。

APS-Cセンサーを搭載する同時発表のミラーレスカメラ、「EOS R50 V」のレンズキットに含まれる製品。35mm判換算で焦点距離約22.4-48mm相当の画角を採用する。

RFレンズで初めて、一定速度でのズームを可能にするパワーズームを採用した。ズーム速度は15段階。ズームレバーに加えて、ズームリングでもパワーズームが操作できる。その場合は回す角度でズーム速度が変化。リモコンやアプリからのズーム操作にも対応する。

動画におけるなめらかな被写体追従や、静止画での高速・高精度なAFのため、リードスクリュータイプのSTM(ステッピングモーター)を採用した。

フォーカス/コントロールリングには任意の機能を割り当て可能。絞り操作をアサインすれば、動画記録時の露出制御をなめらかに行えるようになる。

EOS R50 Vで利用できる動画電子ISとの協調制御に対応。歩き撮り時のブレも補正できるという。

先行してリリースされた「RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM」と異なり、ズーム時にレンズの全長が変化しない。

レンズフード「EW-63C」は別売。「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」などと共用できる。

  • 焦点距離:14-30mm(約22.4-48mm相当)
  • 開放Fナンバー:F4-6.3
  • 最短撮影距離:0.15m
  • 最大撮影倍率:0.38倍(30mm時)
  • レンズ構成:9群10枚
  • フィルター径:φ58mm
  • 絞り羽根数:7枚
  • IS:中央5段・周辺5.5段(レンズ単体)、7.5段(協調制御)
  • 外形寸法:約φ69.8×62mm
  • 質量:約181g
本誌:折本幸治