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instax「EVOシリーズ」にワイドフォーマット対応モデル
巻き上げクランク風の操作など、フィルムカメラの感覚を再現
2025年1月21日 15:40
富士フイルム株式会社は、スマートフォンと連携可能なインスタントカメラ「instax WIDE Evo」を2月6日(木)に発売する。価格はオープン。想定価格は5万5,000円前後。
「instax mini Evo」に続くEvoシリーズの第2弾。デジタルカメラにインスタントフィルムのプリンターを組み合わせたともいえる製品で、富士フイルムでは「ハイブリッドインスタントカメラ」と呼称。デジタルカメラでの撮影結果を背面のモニターで確認し、好みの写真を選んでプリントできる。さらに「instax Link」シリーズのように、スマートフォンから無線で取得した写真もプリントできる。今回の「instax WIDE Evo」はカードサイズの2倍となる「ワイドフォーマットフィルム」に対応する。
フィルムエフェクト10種類とレンズエフェクト10種類を組み合わせた100通りの撮影表現に加え、instaxシリーズで初めて搭載する「度合い調整」機能を搭載。光の入り方や色のグラデーションなどを100段階で微調整できる。
マゼンタやモノクロなどのフィルムエフェクトと、光漏れやカラーグラデーションなどのレンズエフェクトをかけ合わせ、写真を縁取る「フィルムスタイル」6種類や広範囲撮影が可能な「広角モード」との組み合わせで、10万通り以上の表現を実現したという。
黒を基調にした本体には、メタリック素材を配するなど高級感ある仕上がりを採用したという。エフェクト選択は右側面の「フィルムダイヤル」、または左側面の「レンズダイヤル」で行い、プリント時には手動で巻き上げる「プリントクランク」を採用するなど、アナログカメラならではの操作感も追求した。
同時発売するアクセサリーとして、本体カラーに合わせたカメラケース(想定価格:7,770円前後)と、グラデーション加工で1枚ずつ異なる雰囲気を演出するメタリックなワイドフォーマットフィルム「BRUSHED METALLICS(ブラッシュド メタリックス)」(想定価格:1,990円)を用意した。
専用アプリはスマートフォンとBluetooth接続し、世界中のユーザーが投稿したチェキプリント画像とエフェクトを閲覧できる「Discover Feed」機能を搭載。気に入ったエフェクトの組み合わせをカメラ本体に登録して簡単に再現できるほか、スマートフォンで撮影した写真のプリントにも対応する。
メモリーカードはmicroSDHC/microSDカード。内蔵メモリーでは約45枚撮影できる。
背面モニターとして3,5型の液晶モニターを装備。表示スペックは約46万ドット。
電源は内蔵型のリチウム電池。本体のUSB Type-Cコネクタから充電する。
- 撮影素子:1/3型CMOS原色フィルター
- 記録画素数:4,608×3,456ピクセル(広角スイッチONかつmicroSDカード利用時)、2,560×1,920ピクセル(左記以外)
- 記録メディア:内蔵メモリー、microSD、microSDHC
- 焦点距離:16mm(35mm判換算)
- 絞り:F2.4
- オートフォーカス:シングルAF、顔認識AF
- 撮影可能距離:10cm〜∞
- シャッター速度:1/4〜1/8,000秒(自動切り替え)
- ISO感度:ISO 100〜1600(自動切り替え)
- 外形寸法:138.7×125×62.8mm
- 質量:約490g(フィルムカートリッジ、記録メディア、レンズキャップ含まず)