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TBS『世界遺産』の9代目ナレーターに俳優・鈴木亮平さんが就任

初回の4日7日(日)は自身がロケした“屋久島”を紹介

9代目のナレーターを務める鈴木亮平さん

TBSで放送中の『世界遺産』(毎週日曜18時)が約6年半ぶりにリニューアルする。4日7日(日)の放送回より、俳優の鈴木亮平さんが9代目のナレーターを務める。

世界遺産検定1級を取得するなど、世界遺産や歴史が好きなことで知られる鈴木亮平さん。従来のナレーターとは異なり、番組としては初という、世界遺産の“案内役=ナビゲーター”として各地の魅力を視聴者に伝えていく。

鈴木亮平さんはこれまでにも様々な番組でナレーションをしてきたが、『世界遺産』という番組で“どうやって自分らしさを出すか”に悩んだという。好きだからこそ淡々とナレーションをするのも難しく、どうしても熱が入ってしまう。あくまでも主役は世界遺産であるとしながら、自身の情熱を交えつつ視聴者にワクワクしてもらえるようなチャレンジをしていくと意気込みを語った。

4月7日(日)、4月14日(日)の放送では、鈴木亮平さんが自らロケを行った屋久島を紹介する。

実際に行ってみると、思っていた以上のスケールの大きさに圧倒されたという鈴木亮平さん。海抜0mの海岸線から標高約1,800mまで登山するなかで、どんどん植物が変わっていく様子を目の当たりにした。南の島のはずなのに極寒の山頂。雲の切れ間、その眼下に広がるのは亜熱帯の森だった。そんな不思議な光景の数々を、熱いナレーションでお届けする。

以前から同番組のファンでもあるという鈴木亮平さんは、ときにカメラマンにもカットの要望を出しつつ、その映像の見せ方にもこだわった。屋久島の放送回では、自らがカメラマンに提案したカットも使用されているという。

屋久島取材を振り返った鈴木亮平さんは、とくにドローンの進化に驚いたと話す。森の木の間を旅人と並走するドローンなど、その技術の進歩に驚嘆したという。一方で、ドローンの映像と旅人の視点をうまく融合した編集の工夫にも触れ、その見どころを語った。

そして鈴木さんは撮影チームのプロフェッショナルぶりにも言及。番組の最後、提供枠のところで撮影クルーが写るシーンもあり、「それがうれしいですね」と鈴木さん。視聴者にも、映像の裏側にある撮影スタッフの思いを感じてほしいという。

同番組の制作には、2015年からキヤノンが機材協力を行っている。CINEMA EOS SYSTEMの機材をメインに、EOS R5などのミラーレスカメラや、RFレンズなどが制作に使用されている。

本誌:宮本義朗