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アイ・オー・データ、アンバサダーが集うトークセッションを開催…カメラマン・緒車寿一氏のモニター活用方法も

トークセッション登壇者。左から前迫潤哉氏、やまだひさし氏、細野昭雄氏(アイ・オー・データ機器 代表取締役会長)、イリエナナコ氏、緒車寿一氏

株式会社アイ・オー・データ機器は1月25日(木)、「アイ・オーアンバサダープログラム」に参加しているクリエイターによるトークセッションを、都内でプレス向けに開催した。同社製品の魅力や、今後に期待することなどを語り合う内容となった。

アイ・オーアンバサダープログラムは、ミュージシャン、映画監督、クリエイター、デザイナー、写真家など様々な分野の第一線で活躍する同社製品のユーザーに、商品の発信やフィードバックを協力してもらうという取り組み。

今回のトークセッションには、スペシャルアドバイザー(アイ・オー特命大使)を務めるラジオDJのやまだひさし氏、音楽プロデューサーの前迫潤哉氏、作家のイリエナナコ氏、カメラマンの緒車寿一氏が登壇した。

会場にはモニターの展示も

クリエイターの“アイ・オー・データ活用法”

トークセッションのMCを担当するのはラジオDJのやまだひさし氏。まずは各々が同社に対して抱いている「印象やイメージ」を語り合うところから会がスタートした。

ラジオDJのやまだひさし氏

音楽プロデューサーの前迫氏は、同社のイメージを「老舗」と表現。以前から同社のストレージなどを使用していたそうで、音源を保存するために、信頼できるメディアを選んできたという。MCの山田氏も「質実剛健なイメージ」があると同調した。

音楽プロデューサーの前迫潤哉氏

カメラマンの緒車氏も、デジタルカメラに移行してからは同社製HDDを好んで使用していたユーザーという。緒車氏はアイ・オー・データの製品を「知らないうちに使っている場合もある」とその馴染みの深さを語っていた。

カメラマンの緒車寿一氏

トークテーマは仕事をする上での「IT機器の存在・必要性」に移る。ここでは各々の作業環境が披露された。

ゲーミングモニター「GigaCrystaシリーズ」を使用する前迫氏は、トラックが左右へと広がる音楽編集において、横長のディスプレイがとても便利だという。この意見に、映画監督や広告のクリエイティブディレクターとして活動するイリエナナコ氏も、映像編集の分野に共通する部分があるとして賛同。作業に集中するために、そこにストレスがないというのが大事だと語った。

前迫氏のモニター活用シーン
会場に展示されていた前迫氏の作業環境例。横長のモニターがDTMにむいているという

イリエ氏は、ポータブルSSD「SSPA-USCシリーズ」を活用したミュージックビデオの編集シーンを紹介した。オフィスやスタジオではなく、カフェなどを転々としながら作業できる点や、先方のオフィスにデータを持って行ったりということが容易であると、その利点について言及。とくに、カメラマンやデザイナーなどチームで作業をする際のように、データが行きかう現場では重宝しているという。

作家のイリエナナコ氏
イリエナナコ氏のポータブルSSD活用例

ロックアーティストなどから専属で仕事の依頼を受けることも多いという緒車氏は、モニター活用方法の3つのシーンを紹介した。

下画像の右は、スタジオにモニターを持ち込んだ時の様子。縦位置で撮影するときは、モニターも縦にして確認することがあるという。現場ではこうして、ヘアメイク、スタイリスト、マネージャー等に画像を共有して確認作業をするのだそう。

画像中央は、自宅用の31.5型モニターで、画像左は撮影現場などに持ち込むモバイルモニター。モバイルモニターについては、スチールとムービーの両方を撮影する仕事などで重宝するという。

緒車氏のモニター活用例。左がモバイルモニター、中央が自宅用モニター、右がスタジオに持ち込んだモニター

以前から同社製モニターを使用している緒車氏は、最新の製品は従来モデルから重量が半分くらいになっている、とその進化点についても言及した。スタジオへの持ち込みなど、機材運搬が多いクリエイターにとっては非常に重要なポイントという。

これについてMCのやまだ氏は、こうした機器が「気が付かないうちに進化している」と関心を示した。スマートフォンのように短いスパンで交換するものは、それに気が付くタイミングがある。しかし、とくにモニターのような製品は壊れるまで使う場合が多く、意外とその進化に気が付く機会が少ないのではないかと語った。

「こういう商品があったらいいな」のトークテーマでは、同社代表取締役会長の細野昭雄氏も急遽登壇し、クリエイターらの要望に直接応じた。前迫氏からはヘッドフォンやマイクなどの音響製品を、イリエ氏からは製品のカラバリやデザインについて、緒車氏からはCFexpressカードについて要望が寄せられた

カメラマンの緒車氏は、今回クリエイターが集まったことでいろんな話を聞けたのが有意義だったと感想を述べた。開発者含めて、そうした意見交換の場があると嬉しいと、今後に向けて期待を語った。

モニターやストレージなどは、その良し悪しを一般のユーザーが判断しにくいこともあるだろう。「アイ・オーアンバサダープログラム」によって、その製品の魅力が多くの人に届く機会が増えるよう、今後の動きに注目していきたい。

本誌:宮本義朗