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京都市の霊鑑寺、紅葉で彩られる庭園と襖絵を公開。秋の特別拝観

京都市にある通常非公開の霊鑑寺は、秋の特別拝観を開催する。期間は11月18日(土)~30日(木)。

霊鑑寺は、歴代皇女が住職を務めた尼門跡寺院。1654年に後水尾(ごみずのお)天皇の皇女の多利宮(たりのみや)を開基として創建され、別名「谷の御所」「鹿ヶ谷比丘尼御所」と呼ばれている。秋の特別拝観では、紅葉とコケが織りなす回遊式庭園を散策できる。

さらに、後西(ごさい)天皇の院御所から移築した書院内部がガイド付きで公開される。狩野派の作品と伝わる「四季花鳥図」をはじめ、障壁画や御所人形などの寺宝も見どころのひとつ。江戸幕府十一代将軍の徳川家斉(とくがわいえなり)が寄進した本堂では、如意輪観音像が公開される。なお、本堂の中には上がれないという。

書院(襖絵)
書院(上段の間)

霊鑑寺門跡

所在地

京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町12

宗派

臨済宗南禅寺派

拝観期間

2023年11月18日(土)~30日(木)

拝観時間

10時00分~16時30分(最終入場は16時00分)

拝観箇所

庭園、書院、本堂

拝観料

大人:800円
小学生:400円
幼児:無料

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