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タムロン、ソニーE用「70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2」の発売日を決定

手ブレ補正搭載/同等レンズ内で最小・最軽量

株式会社タムロンは9月14日、交換レンズ「70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2(Model A065)」の発売日を10月12日に決定した。希望小売価格は税込19万5,800円

35mmフルサイズに対応するソニーEマウント用の望遠ズームレンズ。8月に開発発表し、秋頃の発売を予告していた。

従来モデル「70-180mm F/2.8 Di III VXD(Model A056)」の後継モデルとしており、光学設計を一新。新たに手ブレ補正機構(VC)も搭載した。手ブレ補正機構を搭載したフルサイズミラーレスカメラ用のF2.8望遠ズームレンズにおいて最小・最軽量を実現したとしている。

従来モデルとの比較 左:新モデル 右:従来モデル

レンズ構成は15群20枚(XLDレンズ1枚、複合非球面レンズ1枚、LDレンズ3枚、GMレンズ2枚を含む)。BBAR-G2コーティングを採用し、ゴーストやフレアの発生を極限まで抑制している。

そのほか、光学設計を見直したことで、広角端の最短撮影距離も従来モデルの0.85mから0.3mまで短縮した。

70mm
180mm

AF駆動はリニアモーターフォーカス機構「VXD」(Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用。スポーツや乗り物といった、被写体への追従性が向上しているという。ファストハイブリッドAFや瞳AFにも対応する。

カスタムスイッチとフォーカスセットボタンを用意
ズームロック機構も搭載する

手ブレ補正(VC)では、AIテクノロジーを活用し、100mm以下の焦点距離では動画に配慮した補正効果が得られるという。

PCとUSB接続することで、各機能のカスタマイズが可能となる「TAMRON Lens Utillity」にも対応する。

鏡筒は簡易防滴構造。防汚コートを採用している。

花形フードが付属する

主な仕様

  • レンズ構成:15群20枚
  • 最小絞り:F22
  • 絞り羽根:9枚(円形絞り)
  • 最短撮影距離:0.3m(広角端)、0.85m(望遠端)
  • 最大撮影倍率:1:2.6(広角端)、1:4.7(望遠端)
  • フィルター径:67mm
  • 外形寸法:83×156.5mm
  • 質量:855g
本誌:佐藤拓