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コシナ、キヤノンRFマウント用「NOKTON 50mm F1 Aspherical RF」を10月発売
2023年9月15日 15:45
株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「NOKTON 50mm F1 Aspherical RF」を10月に発売する。希望小売価格は税込26万4,000円。
キヤノンRFマウント用のフルサイズ対応MFレンズ。コシナ初となる電子接点付きのキヤノンRFマウントレンズで、同社広報に確認したところ、キヤノンからの許諾(ライセンス)を得た製品だという。
同じスペックのレンズは、ライカM用のVMマウントとニコン Z マウント用が発売済み。RFマウント用はキヤノンEOS Rシステムカメラのイメージセンサーに最適化しているほか、フォーカスリングの回転方向をキヤノン製レンズと揃えた。鏡筒デザインもマウントごとにそれぞれ異なり、操作リングの綾目ローレットはEOS Rシリーズのカメラボディに合わせた意匠となっている。
光学設計の特徴は自社生産のGA(研削非球面)レンズを採用した点。モールド製法では使えない高融点・高屈折ガラスを扱えることがメリットで、これにより本レンズでは構成枚数がシンプルになり、レンズの全長短縮に貢献しているという。
レンズ構成は7群9枚。最短撮影距離は0.45m。フローティングフォーカス機構を採用している。絞り羽根は12枚。
対応機種ではExif情報の付与、ボディ内手ブレ補正(3軸)との連携、3種類のフォーカスアシスト機能(拡大表示、ピーキング、フォーカスガイド。フォーカスガイドはEOS RPのみ非対応)を利用可能。
なお本レンズは電子接点を持っているが、カメラボディ側で電子的な光学補正は行われない。EOS R、EOS RP、EOS R6では、レンズの光学的な特性から、撮影条件により画像周辺部にマゼンタ被りが生じる場合があると案内している。
絞りリングはクリックのオンオフを切り換える機構を内蔵。本レンズの絞りリングは鏡筒内の絞り羽根に直結しており、カメラ側から絞り値の設定はできない。またフォーカスリングの操作などをボディ側が認識しないため、カメラボディ側を操作していない時間が長くなる場合、撮影中に意図せずオートパワーオフが動作する可能性があるという。
外形寸法はφ79.3×64.0mm、質量は650g。フィルターサイズは67mm。専用のレンズフードが付属する。