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Googleから継承6年、全プラグインがDxO自社開発版になった「Nik Collection 6.3」

DxOは8月30日、写真編集ソフト向けのプラグイン集「Nik Collection 6.3」を発売した。税込価格は1万8,500円。Nik Collection 4または5からのアップグレード版は9,900円。Nik Collection 6ユーザーは無償でアップグレードが可能。

8つの編集ソフトがセットになった「Nik Collection」の最新版。今回はNik HDR EfexとNik Sharpenerが更新され、U Pointテクノロジー機能などが使用できるようになった。

U Pointを使用してシャープネスを適用する範囲をグラデーションで選択(Nik Sharpener)

Nik Collectionは、2017年にGoogleから継承されたソフトウェアで、DxOが再構築を行っていた。今回のバージョンからすべてのプラグインがDxOによる自社開発版となり、より高速で安定性が高まったという。

使用方法は、Adobe社のPhotoshop/LightroomやSerif Europe社のAffinity Photo、同社のRAW現像ソフト「DxO PhotoLab」のプラグインとして起動できるほか、ソフト単体での使用も可能。

今回更新されたNik HDR EfexおよびNik Sharpenerは、すでに更新されたNik Collectionプラグインと同様のインターフェイスを採用した。

編集面では、「U Point」でのグラデーション選択や反転機能、特定の色とトーンを紐付けできるカラー選択スライダー機能、編集操作のプリセット保存や編集ポイントの名称登録機能などが加わった。

本誌:佐藤拓