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【CP+2023】“ねぶた”が登場したタムロンブース。富士フイルムX用「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」の参考展示も

CP+2023 タムロンブースの様子をお届けする。同社のテーマは「祭り」。コロナ禍で塞ぎ込んだ気持ちを解放させるという想いが込められており、同社の国内生産工場がある「青森」にフォーカスしたブースデザインとした。

ブースでまず目を引くのは“ねぶた”だ。ねぶた職人が「作り手」としてねぶたにかける想いと技術を、同じくレンズづくりに想いと技術を傾けるタムロンの世界観とリンクさせたという。ブース内ではねぶたの制作風景の動画も公開。体験コーナーのカウンターには津軽びいどろも添えた。

ブース内マップ

製品展示

ショーケース内の「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」

注目の新製品として、2023年春頃の発売を予定している「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」(Model B060)富士フイルムXマウント用の試作機が展示されている。ショーケース内に展示されているため、一般来場者の体験は不可となっている。

下の画像はFUJIFILM X-T5と組み合わせた様子だが、カメラボディとの見た目のマッチングも良さそう。軽く握りやすく、非常に小ぶりなレンズという印象だ。

体験コーナー

体験コーナーには、同社が「ぜひ手に取ってみて欲しい」という製品が並ぶ。同社初のニコンZマウント用レンズ「70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD」もその一つ。「手軽に望遠撮影を楽しめること」がコンセプトとなっているように、重量580gでこの望遠撮影ができるのは非常に興味深い。

ソニーEマウント用の交換レンズ「20-40mm F/2.8 Di III VXD」は、動画撮影での活用を意識した“20mmスタート”が特徴。こちらは重量365gと、軽快な撮影が期待できる。

ソニーEマウント用の超望遠ズームレンズ「50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD(Model A067)」は、100-400mmクラスと同等というサイズ感ながらも、広角端50mmまでカバーするのが特徴。本来の想定ユーザーからは少し外れるが、ファミリーユースとしてもその汎用性が期待できる。例えば運動会のような行事には、これが1本あれば十分だろう。

スマートフォンからレンズをカスタマイズできる「TAMRON Lens Utility」の体験コーナーも設置。

「A-Bフォーカス」「フォーカスリング設定」「フォーカスプリセット」などの機能を有しており、特に動画撮影時に活用できると訴求する。アプリをダウンロードすれば無料で利用できるため、同社としてももっと多くの人に知ってもらいたいという。

レンズ貸出しコーナーも用意。自身のカメラにタムロンレンズを装着して試すことができる。使用範囲はカウンター付近でお願いしたいとのこと。

ブースでは各種ステージイベントを用意する。こちらのステージで展開するセミナーは、オンラインでは配信しない会場限定となるため、ぜひプログラムを確認してみてほしい。

本誌:宮本義朗