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コシナ、CP+2023での参考出品を予告。キヤノンRF用「50mm F1」、富士フイルムX用「35mm F0.9」など4本

株式会社コシナは2月21日、フォトイベント「CP+2023」に以下のフォクトレンダー交換レンズ4製品を参考出品すると発表した。公開された外観写真とスペックをお伝えする。正式な発売時期や価格は、決まり次第改めて案内するという。

NOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mount

同社初となる、電子接点付きのキヤノンRFマウント用交換レンズ。同名レンズはニコンZ用(2月23日発売)とライカM用VMマウントが存在する。

※記事初出時、誤ってソニーEマウント用も発売済みと記載していました。該当部分を修正しました(22日11時30分)

フォーカシングと絞り操作はマニュアル(メカ連動)。最小絞りはF16。絞り羽根は12枚。絞りクリックのオンオフを切り替えるスイッチが備わる。電子接点を持ち、Exif情報の記録に対応。

レンズ構成は7群9枚。最短撮影距離は0.45m。フィルター径は67mm。

最大径×全長は79.3×64mm。重量は650g。ねじ込み式のフードが付属する。

NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount

開放F0.9の明るさを持つ富士フイルムXマウント用レンズ。同社製の研削非球面レンズを採用する。同名レンズは現在のラインナップに存在しない。

電子接点を持ち、対応機種ではボディ内手ブレ補正機能との連携やパララックス補正が使える。撮影距離の連動表示にも対応。

レンズ構成は8群10枚。絞り羽根は12枚。最短撮影距離は0.35m。フィルター径は62mm。

最大径×全長は72.7×64.9mm。重量は492g(フード、キャップ除く)。リバース可能なフードが付属する。

ULTRON 27mm F2 X-mount

コンパクトさを特徴とする、富士フイルムXマウント用の交換レンズ。35mm判換算40mm相当に近い画角を得られる。同名レンズは現在のラインナップに存在しない。

鏡筒にはブラックとシルバーがあり、フォーカスレバーを備えるという。

電子接点を持ち、対応機種ではボディ内手ブレ補正機能との連携やパララックス補正が使える。撮影距離の連動表示にも対応。

レンズ構成は4群6枚。絞り羽根は10枚。最短撮影距離は0.25m。フィルター径は43mm。

最大径×全長は59.3×23.5mm。重量は120g。

NOKTON 55mm F1.2 SLIIS

ニコンFマウント用(CPU内蔵)の大口径標準レンズ。発売済みの「SLIIs」シリーズと同様、電子接点と露出計連動爪の両方を備える。

光学設計と接点周りの構造を見直したことで、一般的にニコンAi-Sマウントでは不可能と言われていた電子接点付きのF1.2標準レンズを実現したという。

レンズ構成は6群7枚。絞り羽根は9枚。最短撮影距離は0.45m。フィルター径は52mm。

最大径×全長は69×48.1mm。重量は365g。フードは別売で用意する。

本誌:鈴木誠