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コシナ、50cmまで寄れるVMマウント中望遠「ULTRON 75mm F1.9 VM」。シングルコート版も

“ボケと解像のバランスを最適化”

ULTRON 75mm F1.9 VM(SC)

株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「ULTRON 75mm F1.9 VM」を2月に発売する。シングルコート&ブラックペイント仕上げの「SC」と、マルチコート&マットブラックペイント仕上げの「MC」があり、希望小売価格はいずれも税込11万円。

ULTRON 75mm F1.9 VM(MC)

ライカMマウント互換のVMマウントを採用する交換レンズ。あえて非球面レンズを使わず、球面収差を適度に残すことでボケと解像のバランスを最適化したという。フォーカシングを全体繰り出し方式として小型化し、ファインダーのケラレを抑制。中望遠でありながら0.5mまで(距離計連動は0.7mまで)寄れるのも特徴としている。

レンズ構成は5群7枚。フルサイズMマウントセンサーに最適化したという新規設計の光学系で、これまでの同社製品の中ではCOLOR-HELIAR 75mm F2.5(VLマウント。1999年〜2010年)に近いガウス変型タイプだという。

同レンズのSC(シングルコート)とMC(マルチコート)は、主に半逆光から逆光でのフレアの出方や、ゴーストの色に違いが見られるという。

絞り羽根は12枚。最短撮影距離は0.5m(0.7mまで距離計に連動)。フィルター径は49mm。

最大径×全長は56.8×54.1mm。重量は290g。専用のねじ込み式フードが付属する。

フード装着例
ULTRON 75mm F1.9 VM(SC)
ULTRON 75mm F1.9 VM(MC)
本誌:鈴木誠