ニュース

小型軽量な大口径中望遠「NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical VM」

0.7mまで距離計連動 シルバーとブラックの2色を用意

株式会社コシナは、交換レンズ「NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical VM」を7月に発売する。鏡筒カラーはシルバーとブラックを用意しており、希望小売価格はどちらも税別12万5,000円。

レンジファインダーカメラ用のVMマウント(ライカMマウント互換)を採用する大口径中望遠レンズ。クラシックレンズを彷彿させる外観と、現代的な光学性能を組み合わせたVintage Lineシリーズに属する。CP+2019で参考展示していた製品の発売が決まった。

F1.5と明るい開放F値を持ちつつコンパクトに仕上げた点が特徴。近いスペックを持つレンズには「HELIAR classic 75mm F1.8 VM」(2019年4月に生産終了)があったが、本レンズは直接の後継ではなく、"フォクトレンダーの新たな75mmレンズ"という立ち位置。

HELIAR classic 75mm F1.8 VMの57.9×73.8mm・427g(最大径×全長・重量)と比べても、今回のNOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical VMは62.8×63.3mm(マウント面から)・350gと小型軽量に仕上がっている。マウントパーツ以外を全てアルミにした点が軽量化に繋がっているという。

また、最短撮影距離(=距離計連動範囲)がHELIAR classic 75mm F1.8 VMの0.9mに比べ0.7mに短縮されている点や、絞り羽根を12枚に増やした点も特徴。フィルター径は52mmから58mmとなった。

レンズは6群7枚構成で、一番後ろのレンズが両面非球面。

最小絞りはF16。逆付け可能なスリットフードが付属する。

本誌:鈴木誠