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キヤノン、ボリュメトリック技術で柔道の魅力を伝えるPR動画公開。大野将平×ウルフアロンが出演

「柔道グランドスラム東京2022」会場で360度視点の体験ブースも

プロモーション動画のイメージ

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は11月25日、公益財団法人全日本柔道連盟(以下、全柔連)と共同で制作した、柔道の魅力を訴求するプロモーション動画「JUDO×TECHNOLOGY|Volumetric Movie by Shohei ONO×Aaron WOLF/大野将平×ウルフアロン」を公開した。全柔連の公式YouTubeチャンネル(全柔連TV)にて視聴できる。

キヤノンが開発したボリュメトリックビデオ技術を用いて撮影・制作した動画。同社が参画するスポーツ庁「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」の一環で、柔道グランドスラム東京2022(12月3日・4日に開催)のPRおよび、新たな柔道ファン拡大に貢献する。

撮影は同社の「ボリュメトリックビデオスタジオ-川崎」で実施。被写体を囲むように設置した100台を超える同社製4K・60fpsのカメラを使用して、あらゆる角度からの映像を生成。「技の瞬間に時間を止めて空間を上下左右自由に回り込むカメラワークや、あたかも畳の下から見ているかのようなアングルなど、実在するカメラでは表現できない手法で、柔道の魅力を余すことなく伝え」るという。

グランドスラム東京の会場(東京体育館)では、柔道の技を360度あらゆる視点で見ることができるコンテンツ「JUDOオール・ビュー」の体験ブースを出展する。大型ディスプレイとハンドトラッキングセンサーが設置され、直感的に自由視点映像を楽しめるという。なお、会場では、NFTを活用したボリュメトリックビデオ版デジタルトレーディングカード「JUDOコレカ」の無償配布も実施する。

プロモーション動画のイメージ

「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」は、スポーツ界に活気を取り戻し、テクノロジーの力でスポーツ産業を成長促進していくことを目的とした事業。スポーツの場におけるDXやテクノロジーの活用について国内外における現状を調査しながら、デジタル技術の活用により高価値化しているスポーツデータの取り扱いの整理などを行っている。

同社は今後、今回の取り組みから得られたノウハウ・結果をもとに、スポーツ庁に対して柔道競技以外への展開も見据えた提案を行っていくとしている。

本誌:宮本義朗