ニコン、“次世代映像コンテンツ”事業に参入。映像制作会社「ニコンクリエイツ」営業開始

左：ニコン相模原製作所内の仮施設にある、ボリュメトリック映像撮影システム
右：平和島に開設予定の映像制作拠点のロビーのイメージ（ニコンWebサイトより）

株式会社ニコンは4月6日、次世代映像コンテンツの企画・撮影・制作を行う100%子会社「株式会社ニコンクリエイツ」を立ち上げ、4月1日に営業開始したと発表した。

最先端の技術や撮影機器を用いた映像制作拠点を2022年秋に東京都大田区平和島に開設し、ボリュメトリック映像やバーチャルプロダクションなどの手法を活用した提案や企画・撮影・制作を行うという。

ボリュメトリック映像とは、多数のカメラを被写体の周りに設置し、さまざまな角度から撮影した動画データをもとに生成した3Dデータ映像のこと。バーチャルプロダクションは、背景を表示した大型ディスプレイやグリーンバックなどを用いて、背景の動きやアングルを被写体に連動させながら撮影・合成する技術。

ニコンクリエイツは次世代映像コンテンツ事業への参入にあたり、高品質3Dデータ映像の生成を特長とする「Microsoft Mixed Reality Capture Studios」（米マイクロソフト）の日本初のパートナー企業になったという。