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富士フイルム、スクエアフィルム用スマホプリンター「INSTAX SQUARE Link」。ARエフェクトで“写真を彩る”新機能

チャット風メッセージ付きプリントも

アッシュホワイト(左)、ミッドナイトグリーン(右)

富士フイルムは、スマートフォン用プリンター“チェキ”「INSTAX SQUARE Link」を11月17日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込1万7,800円前後。カラーはアッシュホワイトとミッドナイトグリーンの2色を用意する。

スクエアフォーマットのinstax SQUAREフィルムに対応するスマートフォン用プリンター。スマートフォンとBluetoothで接続し、専用アプリを利用することで手軽にプリントができる「INSTAX Link」シリーズの新モデル。同シリーズは、2022年7月にinstax miniフィルム用の「instax mini Link 2」を、2021年10月にinstax WIDEフィルム用の「instax Link WIDE」が発売済み。各フォーマットのフィルムに対応する3モデルが出そろったことになる。

左から「instax mini Link 2」「INSTAX SQUARE Link」「instax Link WIDE」

従来モデル2機種から新機能を追加。プリントに“ARエフェクト”を重ねられる「AR Print」機能と、チャットのようなメッセージを重ねてプリントできる「INSTAX Connect」機能の2種類を新たに搭載した。各機能の概要については後述する。

その他の基本的な機能については従来モデルを踏襲しているが、本モデルにはmini Link 2に搭載された空間描画機能は非搭載となっている。“ユーザー自身が楽しんで使うこと”を企図したmini Link 2とは若干趣向が異なり、SQUARE Linkは「相手に伝える」という点がより重視されたコンセプトで、そうした想いが2つの新機能にも込められているという。

「AR Print」機能

電源は内蔵型のリチウムイオン電池。プリント可能枚数はフル充電時で約100枚。充電時間は約80~120分。

外形寸法は105×37.5×127.5mm。重量は236g(フィルム含まず)。製品には充電用のMicro USB ケーブルが付属する。

実機写真

2つの新機能を搭載

AR Print

専用アプリを利用して、画像に“ARエフェクト”を重ねられる機能。プリンターで出力したQRコード付きの写真を専用アプリを介して映し出すことで、アプリ上で加えたエフェクトが浮かび上がるように見えてくる。

エフェクトには、「オリジナルコンテンツ」「写真を追加」「手書き」「テキストを追加」「背景フィルター」の5種類を用意。オリジナルコンテンツでは、ケーキやハートマークといったテンプレートがラインアップ。手書きでは、自分で直接書いた文字が浮かび上がるといったエフェクトが楽しめる。

上の動画は、オリジナルコンテンツにて付与したエフェクトを、アプリを介して確認している様子。プリントの向きを変えると、エフェクトも動いているように見える。

専用アプリのホーム画面から、「AR Print」アイコンをタップ。その後、スマートフォンに保存されている画像から任意の画像を選択する。あとは、好みに応じてエフェクトを付与していくのみ。

専用アプリのホーム画面
エフェクトを選択する
ケーキが浮かび上がるエフェクトも
ハートマークなど多彩なエフェクトを用意。QRコード付きの写真がプリントされる

INSTAX Connect

画像にチャットのようなメッセージを重ねてプリントできる機能。

専用アプリでメッセージ付きの画像を作成して、相手にURLを送付。URLを受け取った人は、メッセージ付きの画像を受け取ることができる。また、送られてきたメッセージ付き画像に、さらにメッセージを付けて返送するといったことも可能となっている。

メッセージを付与したプリント

同社は、「子どもの写真にメッセージを添えて離れて暮らす祖父母へ送るなど、離れていても距離を感じさせない、タイムリーでリアルなチェキプリントの新たな楽しみ方を提案します」としている。

アプリのホーム画面から「INSTAX Connect」を選択。記念日のリストも登録できる
写真にメッセージを重ねる
加工した画像は相手に送信できる

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「INSTAX SQUARE Link」用ハードケース

本体やケーブル、フィルムが収納できるハードケース。11月17日発売。店頭予想価格は税込2,300円前後。

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スクエアフィルム用アルバム

instax SQUAREフィルムに対応するアルバム。11月17日発売。店頭予想価格は税込1,600円前後。

実機写真
本誌:宮本義朗