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キヤノン、APS-C高倍率ズーム「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」。6.8万円

レンズ単体4.5段/ボディ協調7.0段のIS搭載

キヤノンは、RF-Sマウント交換レンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を6下旬に発売する。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は税込6万8,500円。

APS-CフォーマットのRF-Sレンズ第1弾として用意される2本のうちの1本。ズーム比は約8.3倍。35mm判換算で29-240mm相当の画角を得られる。機動性を重視し、レンズ一本であらゆるシーンを撮影したいというユーザーに向けて訴求。同日発表のEOS Rシステム初のAPS-Cカメラ「EOS R7」および「EOS R10」のキットレンズにもなっている。

なお、フルサイズのRFマウントカメラへの装着にも対応。装着時は撮影画面の中央部がAPS-Cサイズ相当の画角にクロップされる。

レンズ内手ブレ補正機構を搭載しており、補正効果はレンズ単体で4.5段分。ボディ内手ブレ補正機構を搭載したEOS RシステムのAPS-Cカメラ(EOS R7)との協調制御では、最大7.0段分の補正効果が得られるとしている。

動画撮影時は、広角側の手ブレ補正範囲を拡大する「ダイナミックIS」に対応。歩きながらの動画撮影に活用できるという。

鏡筒にはフォーカスリング(コントロールリングと共通)と、ズームリングを搭載したのみで、スイッチ類は備わっていない。(AF/MFの切り替えはカメラボディからの操作を想定)。AF駆動はリードスクリュータイプのステッピングモーターで、動画撮影時には静粛で滑らかなAF動作が可能としている。

レンズフード(別売)を装着した様子

AF時の最短撮影距離は0.17m(18~35mm時)、最大撮影倍率は0.44倍(50mm時)。MF時は、周辺画質が低下するかわりに更なる近接撮影が可能となる「センターフォーカスマクロ」機能として、最短撮影距離0.12m(18~24mm時)、最大撮影倍率0.59倍(35mm時)までの撮影に対応している。

光学系は「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」を継承しているという。レンズ構成は13群17枚(UD1枚、非球面2枚を含む)。絞り羽根は7枚(円形絞り)。ライブビュー画面への撮影距離表示にも対応する。

最大径は約69mm(マウント部含む。メイン鏡筒部の外径は約62.8mm)。全長は約84.5mm。重量は約310g。フィルター径は55mm。

【実機で解説】RF-Sレンズ登場! RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM/RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMを解説(デジカメ Watch Channel。4分47秒)
本誌:宮本義朗