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パナソニック、マイクロフォーサーズ機「G9 PRO」「GH5S」「BGH1」の機能強化を予告。11月4日にFW配信
2021年10月8日 11:25
パナソニックは10月8日、LUMIX G9 Pro(DC-G9)をはじめとしたマイクロフォーサーズカメラ3機種の最新ファームウェア提供を予告した。対象機種にはLUMIX GH5S(DC-GH5S)、LUMIX BGH1(DC-BGH1)も含まれている。リリースは11月4日を予定している。
更新内容は主に動画撮影面の使い勝手や機能の向上。各カメラの更新バージョンはLUMIX G9 ProがVer.2.5、LUMIX GH5SはVer.2.2、LUMIX BGH1はVer.2.3となっている。
この更新にあわせてカメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether for Multicam」も最新バージョン(Ver.1.3)が公開される見通し。
3機種共通の更新内容
Gシリーズレンズのフォーカスリングを「リニア方式」に切り換えることができるようになる
内容詳細
フォーカスリングの操作方法を「ノンリニア方式」と「リニア方式」で切り替えて利用することが可能になる。
ノンリニア方式は、フォーカスリング操作の回転速度に対して移動量可変でピントを移動する方式。対してリニア式では回転量に対して移動量固定でピントを移動する仕組みとなっている。リニア方式選択時には任意の回転角を選択することができるとしており、撮影者の意図に沿ったピント送りをサポートできるとしている。
対応レンズ
なお切り替え設定は対応レンズのファームウェアアップデートが必要。対応レンズは以下のとおり。
・LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.(H-E08018)
・LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.(H-X1025)
・LEICA DG VARIO-SUMMILUX 25-50mm / F1.7 ASPH.(H-X2550)
・LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.(H-ES12060)
・LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.(H-ES50200)
・LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.(H-RS100400)
・LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.(H-XA025)
・LEICA DG ELMARIT 200mm / F2.8 / POWER O.I.S.(H-ES200)
・LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.(H-HSA12035)
・LUMIX G X VARIO 35-100mm / F2.8 II / POWER O.I.S.(H-HSA35100)
・LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.(H-FS12060)
・LUMIX G VARIO 45-200mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.(H-FSA45200)
・LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.(H-FSA100300)
LUMIX GH5SおよびLUMIX BGH1
Blackmagic Designのレコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応する。また同時に「Blackmagic RAW」による記録にも対応する。
LUMIX BGH1のみ
[1]カメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether for Multicam」を用いた静止画撮影時に12種類のフォトスタイルが選択可能になる。
[2]カメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether for Multicam」経由のパワーズーム操作に対応する。
本ファームウェアアップデートとともに公開されるソフトウェア「LUMIX Tether for Multicam」のバージョン(Ver1.3)を用いることで、パソコン側から電動ズームに対応したLUMIX Gシリーズレンズのズーム操作が可能になる。