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富士フイルム、Xマウントレンズのロードマップを更新。テレコン対応の超望遠ズーム150-600mmなどを2022年に投入

富士フイルムは9月2日、APS-CミラーレスカメラXシリーズ用交換レンズのロードマップを更新。新たに2本のズームレンズの開発がアナウンスされた。

開発が発表されたレンズは「XF150-600mm」(35mm判換算229-914mm相当)と、「XF18-120mm」(35mm判換算27-183mm相当)の2本。いずれもズーム操作でレンズ全長が変わらない仕様を予定しているという。

また、「XF150-600mm」はテレコンバーターにも対応できる予定だという。いずれも2022年までの投入が予告されている。なお、各レンズのF値に関する情報はみられない。

同日付でYouTubeを通じて配信された「X Summit PRIME 2021」では、各レンズの外観図も披露された。

「X Summit PRIME 2021/ FUJIFILM」(YouTube)より
「X Summit PRIME 2021/ FUJIFILM」(YouTube)より

同配信中では、換算50mm相当の「XF33mmF1.4 R LM WR」と「XF23mm F1.4」の第2世代の発売がアナウンスされ、5月に発売された「XF18mmF1.4 R LM WR」とともに、Xシステムの新たなスタンダードを築くレンズであると紹介された。新たなステージを迎えた同社レンズの拡充が上記2本を含め、今後どのような方向に向かっていくのか、示唆に富む発表内容だったともいえるだろう。

また、Xシステムの次期フラッグシップモデルに積層型のX-Trans CMOSセンサーの搭載が予告されるなど大きな動きもみられた。レンズ交換式Xシステムが「FUJIFILM X-Pro1」からスタートした2012年から数えて10周年の節目にあたる2022年、配信映像中では「10th anniversary」という文言ともに、上記ボディ・レンズの投入が改めて宣言された。

ロードマップ全体像

「X Summit PRIME 2021/ FUJIFILM」(YouTube)
本誌:宮澤孝周