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RICOH THETA Z1用のRAWスティッチングアプリが更新。Lightroom Classicなしで単体動作も

株式会社リコーは8月24日、360度カメラ「RICOH THETA Z1」に対応するPC用編集アプリ「RICOH THETA Stitcher for Windows/for Mac」の最新版を公開した。バージョン番号はv3.00.0。

RICOH THETA Stitcherは、RICOH THETA Z1で撮影したRAW(DNG)ファイルをスティッチング(画像の結合編集)して360度画像を生成するための編集アプリ。これまで同アプリは、Adobe Photoshop Lightroom Classic CCのプラグインとして起動する必要があったが、本アップデートにより、アプリ単独で起動・使用できるようになった。デュアルフィッシュアイのJPEG/TIFFデータの生成までLightroom Classicを用いるプロセスは同じながら、生成したデータをつなぎあわせる際にLightroom Classicを介する必要がなくなる。

使用方法は、まずRICOH THETA Z1で撮影したRAWデータを、Adobe Photoshop Lightroom Classic CCで編集しJPEG/TIFFデータで書き出す。その後、PC上にインストールしたRICOH THETA Stitcherにスティッチングしたいデータをドラッグ&ドロップ。アプリ上で正面位置などを調整して360度画像として書き出す。なお、複数データを一括でスティッチング処理することも可能としている。

処理できるファイル形式は、デュアルフィッシュアイで保存したJPEG/TIFFファイル。TIFFの場合は8bitまたは16bitのRGB形式のみに対応する。処理できる画像サイズは7,296×3,648。

このほか、本アップデートにはバグの修正も含まれている。

本誌:宮本義朗