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Nextorage、堅牢設計のRIGID仕様SD UHS-Iカードを今夏発売

スタンダードSDや録画向けmicroSDも

Nextorage株式会社は2月25日、同ブランド名を冠する製品として初となるコンシューマー向けのメモリーカードを、2021年初夏に発売すると発表した。製品の流通・販売は、株式会社アイ・オー・データ機器の協力を得て展開していくという。

これら展開製品のうち、SDカードでは堅牢設計を特徴とする「NRS-HシリーズRIGID仕様」とスタンダードモデル「NFS-Mシリーズ」を用意。さらに動画記録向けとする高耐久タイプのmicroSD「NUS-Mシリーズ」を加えた3種類での展開となっている。

いずれの製品もUHS-I規格に対応した仕様となっている。また、各製品ともにファイル復旧ソフトウェアがダウンロード特典として付属する。

NRS-HシリーズRIGID仕様

同社独自の一体成型技術を用いたという高耐久タイプのSDカード。64GB、128GB、256GBの各容量に関する仕様が公開されている。

高硬度の樹脂を使用し、カード裏面のリブとプロテクトスイッチを排したモノリシック構造を採用することで、物理的な破損に配慮。また、密閉性も高めることで、IP68の防塵防水に対応するほか、180Nの耐屈曲性も備えているという。また堅牢性試験では5mの落下テストや1万回以上の挿抜耐久テストをクリアしているという。

最大転送速度は64GBが読み込み97MB/sで書き込みは77MB/s。128GBと256GBは読み込みが97MB/s、書き込みは91MB/sとなっている。

NFS-Mシリーズ

スタンダードモデルと位置づけられているSDカード。32GB、64GB、128GB、256GBの各容量での展開となる。

SD規格に準拠する耐久仕様を備えているとしており、防塵防水性能はIP57に対応。10Nの耐屈曲性や耐X線、耐UV、耐静電気、耐磁性を備えているという。落下耐性は1.5m。最大転送速度は、2021年初夏の公開予定としている。

NUS-Mシリーズ

SD規格に準拠する耐久性を備え、かつ4K録画に求められる基準を満たしたというmicroSDカード。32GB、64GB、128GB、256GBの各容量での展開となる。

耐久性能はスタンダードモデルとするNFS-Mシリーズと同スペック。最大転送速度は読み込みが100MB/s、書き込みは40MB/sとなっている。アプリケーションパフォーマンスクラスはA1に対応している。

本誌:宮澤孝周