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ソニーZV-1がUVC/UAC規格に対応。USB接続でそのままWebカメラに

Xperia 1 II/5 IIとの連携機能も

VLOGCAM ZV-1

ソニーは2月9日、Vlog撮影向けのレンズ一体型カメラ「VLOGCAM ZV-1」の最新ファームウェアを公開した。更新バージョンはVer.2.00。

更新内容は2点。1つ目はPCとUSBケーブルで接続することで、特別なPCソフトウェアを介さずにWebカメラとして利用できるようになったこと。また、Android 11にアップデートした対応するXperia端末(1月19日より提供が開始。2月9日時点ではXperia 1 IIとXperia 5 IIが対象)とHDMI-UVC変換アダプタ(別売)を介して接続することで、映像のライブ配信やライブ配信中のコメント等を接続したXperia各機で確認できるようになるという。

2つ目は、動作安定性の向上。

本アップデートに寄せて、同社は「昨今、ライブ配信への需要に加え、その画質・音質への意識が高まっています」とコメント。UVC(USB Video Class)・UAC(USB Audio Class)規格に対応するカメラについても順次拡大していく予定だと説明している。

UVC規格は、カメラとPCやスマートフォンなどをUSBで接続するための規格で、Motion-JPEGなどの圧縮と非圧縮データの転送に対応している。UACは、オーディオ機器のデジタル音源をUSB端子を介して転送する規格。

VLOGCAM ZV-1は、2020年6月に発売されたレンズ一体型のカメラ。1型の積層型CMOSセンサーと35mm判換算24-70mm相当のズームレンズを搭載しており、サイバーショットRX100シリーズの仕様を基本にタッチパネル式のバリアングルモニターを備えるなど、Vlog用途に特化したモデル。実勢価格は9万9,800円前後(税込)。

本誌:宮澤孝周