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Tokinaのシネマレンズ「VISTA」シリーズに65mm T1.5が追加。税別108万円で受注開始

株式会社ケンコープロフェショナルイメージングは2月5日、Tokinaのシネマレンズ「VISTA65mmT1.5」の受注を開始した。PL、EF、E、マイクロフォーサーズの4マウントで展開する。希望小売価格は108万円(税別)。

VISTAは、46.7mmのイメージサークルに対応(PLマウントの場合)したシネマレンズのシリーズ。35mm判フルサイズを超えるイメージサークルにより、ビスタビジョン・サイズへの対応(アスペクト比はヨーロッパビスタが1.66:1、アメリカンビスタは1.85:1)を含め、多くの映像用カメラセンサーに対応している点を特徴としている。現行のラインアップは他に、18mm、25mm、35mm、40mm、50mm、85mm、105mm、135mmがある。いずれのレンズも開放側のT値をT1.5で揃えている点もシリーズの特徴となっている。

また、本65mm T1.5を含め、すべてのレンズでフロントヘッド部の直径を同じサイズ(114mm:各マウント共通)かつ同ギアポジションで仕上げることで、機材組みに配慮。各焦点距離でft仕様とm仕様をそれぞれラインアップするなど、撮影現場のニーズに応える仕様となっている。

VISTA65mmT1.5のレンズ構成は13群14枚。絞り羽根の枚数は9枚で、最短撮影距離は0.69m。フィルター径は112mm。外形寸法は114×161mm、重量は約2.29kg(いずれもPLマウント)。同レンズシリーズの例に漏れず、本レンズもft仕様とm仕様の2種類を各マウントで用意している。

本レンズのラインアップ追加について、同社は「昨年11月に発売した40mmと並んで要望の多かった焦点距離で、大型センサーのシネマカメラで自然な視野を表現するのに最適なレンズ」だと説明している。

本誌:宮澤孝周