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Tokinaシネマレンズ「VISTA-P」に焦点距離180mmが追加

オールドレンズを思わせる描写

株式会社ケンコープロフェショナルイメージングは、Tokinaシネマ「VISTA-P」シリーズの新製品「VISTA-P 180mm T1.9」を7月8日(火)に発売した。

「VISTA-P」は、シネマレンズ「VISTA Prime」をベースとしたシリーズで、「P」はポートレート(Portrait)を意味している。

ヴィンテージレンズのような、コントラストを抑えたソフトな表現が特徴という。周辺部の渦巻き状のボケ味が中心部を際立たせ、奥行きのある映像表現を可能とする。

従来のVISTAシリーズと同様に、46.7mmの大きなイメージサークルをサポート。ビスタビジョンを含む、ほとんどのシネマカメラのセンサーに対応する。

映画撮影の現場から、望遠域に対応するレンズの要望が多かったことを受け、開発された。

既に18mm、21mm、25mm、29mm、35mm、40mm、50mm、65mm、85mm、105mm、135mmの11本が展開済み。今回の180mmの追加で、VISTAシリーズと同様に12本構成となった。

対応マウントはPLのみ。製品に記される距離表記として、「ft」(フィート)または「m」(メートル)が選択できる。

  • マウント:PL
  • イメージサークル:46.7mm
  • 焦点距離:180mm
  • T値:T1.9
  • フィルター径:112mm
  • 絞り羽根:9枚
  • レンズ構成:14群17枚
  • 外径:114mm
  • 価格:288万円
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。