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LAOWA、歪曲を抑えた“Zero-D”などシネマレンズ3本

7.5mm T2.1、9mm T2.9、15mm T2.1のラインアップ

「9mm T2.9 Zero-D Cine」(左上)、「7.5mm T2.1 Cine」(左下)、「15mm T2.1 Zero-D Cine」(右)

株式会社サイトロンジャパンは、LAOWAブランドのシネマレンズ「7.5mm T2.1 Cine」「9mm T2.9 Zero-D Cine」「15mm T2.1 Zero-D Cine」
を9月10日に発売する。

いずれも、レンズ構成に3枚のEDレンズを含んでおり、色収差をきわめて少なく補正しているという。また、使用しているすべてのレンズ面に低反射多層膜コートを施しており、ゴーストやフレアの発生も抑制しているという。

「7.5mmT2.1」と「15mmT2.1」は、両面非球面レンズの採用により、サイズの小型化とほぼディストーションゼロの両立を実現したとしている。

金属製の筐体を採用。レンズ表面にはフロッグアイ撥水コートを施しており、水分や油分などの汚れの影響を低減するとしている。

LAOWA 7.5mm T2.1 Cine

マイクロフォーサーズマウントに対応する交換レンズ。21.6mm径のイメージサークルを有している。価格はオープン。市場予想価格は税込8万7,000円前後。

主な仕様

フォーマット:マイクロフォーサーズ
焦点距離:7.5mm
絞り範囲(T値):2.1‐22
レンズ構成:9群13枚
絞り羽根枚数:7枚
最短合焦距離:12cm
イメージサークル:21.6mm
画角:110度
フロント直径:52mm
外形寸法:46×56mm
重量:約170g
マウント:マイクロフォーサーズ

LAOWA 9mm T2.9 Zero-D Cine

APS-Cフォーマット用に設計した、29mm径のイメージサークルを有する交換レンズ。ソニーE、富士フイルムX、マイクロフォーサーズマウントに対応する。価格はオープン。市場予想価格は税込8万7,000円前後。

主な仕様

フォーマット:スーパー35(APS-C)/マイクロフォーサーズ
焦点距離:9mm
絞り範囲(T値):2.9‐22
レンズ構成:10群15枚
絞り羽根枚数:7枚
最短合焦距離:12cm
イメージサークル:29mm
画角:113度/100度
外形寸法:54×62.4mm(レンズマウントにより変動あり)
質量:約247g(レンズマウントにより変動あり)
マウント:ソニーE/富士フイルムX/マイクロフォーサーズ

LAOWA15mm T2.1 Zero-D Cine

ソニーEマウントを採用するミラーレスカメラ用に設計したという交換レンズ。43.3mm径のイメージサークルを有している。価格はオープン。市場予想価格は税込18万円前後。

主な仕様

フォーマット:フルフレーム
焦点距離:15mm
絞り範囲(T値):2.1‐22
レンズ構成:9群12枚
絞り羽根枚数:5枚
最短合焦距離:15cm
イメージサークル:43.3mm
画角:110度
対物直径:80mm
外形寸法:91.2×84.8mm
重量:約540g
マウント:ソニーE

本誌:宮本義朗