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Map Camera、2020年11月の新品・中古デジカメ人気ランキングを発表

富士フイルム「X-S10」が新品1位 2位以下を大きく引き離す

シュッピン株式会社は12月17日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2020年11月1日~11月30日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

富士フイルム X-S10

1位:富士フイルム X-S10
2位:ソニー α7C
3位:ニコン Z 6II
4位:ソニー α7S III
5位:キヤノン EOS R6
6位:パナソニック LUMIX S5
7位:オリンパス OM-D E-M1X
8位:ソニー α7 III
9位:富士フイルム FUJIFILM X-T4
10位:DJI DJI Pocket 2

新品部門の1位は、富士フイルムが11月19日に発売した「FUJIFILM X-S10」。2位以下を大きく引き離しての首位獲得だとしている。供給不足にならず潤沢に入荷しており、発売後の評判が良いという。

2位は、先月のランキングで1位を獲得したソニーのα7C。本体カラーを問わず、28-60mmレンズキットの売れ行きが良いという。3位にはニコンのZ 6IIがランクイン。同店での売り上げ台数は、2位のα7Cと僅差だったという。

キヤノンのカメラでは「EOS R6」が5位にランクインした。一時期ほどではないが、依然として供給は安定していない状況だとしている。供給不足が長く続いているというEOS R5においては、11月のランキングでは13位に順位を落としている。

7位には、11月に価格の改定が発表されたオリンパスの「OM-D E-M1X」が1年9か月ぶりのランクインで、価格が下がったことを踏まえて“まさに今が狙い目“としている。

中古デジカメ販売月間ランキング

ソニー α7 III

1位:ソニー α7 III
2位:キヤノン EOS R
3位:ニコン Z 6
4位:ソニー α7 II
5位:ソニー α7R III
6位:キヤノン EOS 5D Mark IV
7位:キヤノン EOS 6D
8位:キヤノン EOS 5D Mark III
9位:ソニー α6400
10位:オリンパス OM-D E-M5 Mark II

中古部門の1位はソニーの「α7 III」。新品・中古ともに販売ランキングへの登場回数が多く、“このロングセラーはまだまだ続きそうです“としている。ソニー製のカメラはこのほか、4位に「α7 II」、5位に「α7R III」、9位に「α6400」がランクインしている。

キヤノン製のカメラも同じく4台がランキングに名を連ねた。2位の「EOS R」は9月と10月の連続で中古部門1位を獲得していた。このほか一眼レフカメラの「EOS 5D Mark IV」が6位に、「EOS 6D」が7位に、「EOS 5D Mark III」が8位を獲得している。

3位にはニコンの「Z 6」がランクインした。Z 6IIの新発売に合わせて前モデルが中古ランキング上位に入るという、同店ランキングではお馴染みの流れだとしている。ランキング外とはなったが、同社製の一眼レフカメラ「D750」が11位を、「D850」が18位を獲得したという。

なおランキングに関する同店スタッフのコメントによると、キヤノンフロアでは値段の下がった一眼レフを指名買いするケースも多い中、ニコンフロアでは問い合わせ自体も減ってしまったといい、今回のランキングでも差がついてしまったことを受けて「Canon一眼レフ機と全く遜色ないスペックを誇るNikon一眼レフ機、今一度人気の復活を望むところです」と結んでいる。

本誌:宮本義朗