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Map Camera、2021年2月のデジカメ売上ランキングを発表。新品1位の「EOS R5」は予約待ち状態が解消

シュッピン株式会社は3月12日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2021年2月1日~2月28日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

キヤノン EOS R5

1位:キヤノン EOS R5
2位:富士フイルム FUJIFILM GFX100S
2位:キヤノン EOS R6
4位:富士フイルム FUJIFILM X-E4
5位:富士フイルム FUJIFILM X-S10
6位:ソニー α7C
7位:富士フイルム FUJIFILM X-T4
8位:ソニー α7S III
9位:ニコン Z 6II
10位:ソニー α7 III

キヤノンの35mm判フルサイズミラーレス機「EOS R5」が1位を獲得。同機は発売開始から供給不足が続いていたが、同社では2月期にまとまった入荷があり、長期の予約待ちも解消されたという。2位には同じくキヤノンの「EOS R6」が続いた。

同率2位には、有効約1億200万画素の大型センサーを搭載するミラーレスカメラ「FUJIFILM GFX100S」がランクインした。同社では、同日に発売された「フジノンレンズ GF80mmF1.7 R WR」と同時購入した人が大半を占めたといい、「それまでまだプロを含めた一部の方のみという印象だった中判カメラユーザーの幅を一気に押し広げた感があります」とコメントしている。

富士フイルムのカメラはこのほか、GFX100Sと同日に発売となった「X-E4」が4位、「X-S10」が5位、「X-T4」が7位にランクインしている。同社はX-E4について、軽量ボディを求めるユーザーにとって必要十分な性能を備えている点が高評価につながったと分析している。

ソニーのカメラは、「α7C」(6位)、「α7S III」(8位)、「α7 III」(10位)の3機種がランクインした。

中古デジカメ販売月間ランキング

ソニー α7 III

1位:ソニー α7 III
2位:ニコン Z 6
3位:キヤノン EOS 5D Mark IV
4位:キヤノン EOS R
5位:ソニー α7 II
6位:ニコン D850
7位:ソニー α7R III
8位:オリンパス OM-D E-M1 Mark II
9位:富士フイルム FUJIFILM X-T30
10位:ソニー α6600

ソニーの「α7 III」が4カ月連続で1位を獲得した。ソニーのカメラは「α7 II」(5位)、「α7R III」(7位)、「α6600」(10位)の計4機種がランクインしている。

2位にはニコンのミラーレスカメラ「Z 6」がランクイン。ニコンのカメラはこのほか、一眼レフ機の「D850」が6位を獲得している。前月2位だった「D750」が13位に、APS-C機の「D500」は15位に位置している。

キヤノンのカメラは一眼レフ機の「EOS 5D Mark IV」が3位に、ミラーレスカメラの「EOS R」が4位にランクインした。同社では、新品・中古ともにRFレンズやEFレンズ、EF-EOS Rアダプターが品薄状態でボディの購入を控える人もいるとコメント。供給状況が違えば販売ランキングも変わっていたかもしれないと分析している。

新品部門で複数機種がランクインした富士フイルムのカメラは、10位以内に入ったのは「X-T30」(9位)のみだが、「X-T4」が12位、「X-T3」が15位に、「X-T2」が17位に位置している。

本誌:宮本義朗