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ニコンD5/D850/D500がCFexpressに対応

対象製品のひとつニコンD5

ニコンは12月3日、一眼レフカメラD5、D850、D500の最新ファームウェアを公開。CFexpress Type Bカードに対応した。

XQDカードスロットを搭載するD5(XQDモデル)、D850、D500に対し、2019年2月の予告通りにCFexpress Type Bカードへの対応を含むアップデートが提供された。

各製品のアップデート内容は以下のとおり。

D5(2016年3月発売)

更新バージョン

C:Ver.1.40

内容(引用)

[1]CFexpressカード(Type B)に対応しました。
 ※詳細は、ニコンの各地域・国のサポートページを参照してください。

[2]ワイヤレストランスミッターWT-6およびWT-5を装着してネットワークに無線接続する場合に、接続するSSIDの周波数帯(2.4GHzまたは5GHz)が選べるようになりました。
また、接続ウィザード内にある接続する無線接続先の選択画面および接続完了後の[ネットワーク]画面にて、SSIDの周波数帯が確認できるようになりました。

[3]静止画ライブビューで撮影するときに、以下の条件をすべて満たす場合に正常にレリーズができずエラーが発生する現象を修正しました。
 -EタイプレンズとSB-5000等のスピードライトを装着する。
 -FP発光でシャッタースピードを1/500秒以上の高速になるように設定する。
 -レリーズモードを[1コマ撮影]に設定する。またはself_time(セルフタイマー撮影)でc3[セルフタイマー]の撮影コマ数を1コマに設定する。
※本カメラのNVM Express制御部分に含まれるオープンソースソフトウェアに適用されるライセンスは、「BSD License(NVM Express Driver)」をご参照ください。

D850(2017年9月発売)

更新バージョン

C:Ver.1.20

内容(引用)

[1]CFexpress カード(Type B)に対応しました。
※詳細は、ニコンの各地域・国のサポートページを参照してください。

[2]カスタムメニューのb6[中央部重点測光範囲]の初期値をφ8mmからφ12mmに変更しました。

[3]以下の現象を修正致しました。
 -非CPUレンズを装着し、[セットアップメニュー]の[レンズ情報手動設定]にて焦点距離と開放絞り値を登録して、[静止画撮影メニュー]の[サイレント撮影(静止画Lv)]にて[する(モード2)]を選択した場合、レンズの絞り環を開放絞り値に合わせても、レンズの種類によっては画像モニター上のF値表示および撮影したExif情報のF値が正しく表示されない。
 -動画ライブビュー時に外部レコーダーへHDMI出力した際、カメラの画像モニターの音声レベルインジケーターと外部レコーダーの音声レベルインジケーターのRとLの表示が逆の動きとなっている。
 -サイレント撮影時に、以下の条件をすべて満たす時に、画面の一部が暗くなる場合がある。
  ▹[静止画撮影メニュー]>[サイレント撮影(静止画Lv)]>[する(モード1)]
  ▹レリーズモード:低速連続撮影(CL)
  ▹[カスタムメニュー]>d1[低速連続撮影速度]>[2コマ/秒]
 -VRレンズ装着時に、以下の条件をすべて満たす時にカメラが作動しない。
  ▹静止画ライブビュー撮影
  ▹シャッタースピード:1.3秒以上
  ▹[静止画撮影メニュー]>[長秒時ノイズ低減]>[する]
  ▹[静止画撮影メニュー]>[HDR(ハイダイナミックレンジ)]>[HDRモード]>[する(連続)]もしくは[する(1回)]
  ▹レンズのVR(手ブレ補正)スイッチ:ON

D500(2016年4月発売)

更新バージョン

C:Ver.1.30

内容(引用)

[1]CFexpressカード(Type B)に対応しました。
※詳細は、ニコンの各地域・国のサポートページを参照してください。

[2]以下の現象を修正しました。
 -フラッシュ撮影時、[カスタムメニュー]>e3[フラッシュ使用時の露出補正]で、[全体を補正]と[背景のみ補正]のどちらに設定しても[全体を補正]と同じ撮影結果になる。

本誌:宮澤孝周