Web会議アプリ「Zoom」が5.0に

Zoom Video Communicationsは、Webミーティングクライアント「Zoom」を4月27日付で、バージョン5.0に更新した。

弊誌でも、利用方法やデジタルカメラと組み合わせた活用法についてお伝えしているWeb会議アプリ。このほど、セキュリティ面強化に向けたバージョンアップが実施された。

更新内容は前記しているとおり、セキュリティ面に特に注力したものとなっている。通信セキュリティに新基準を設定したことや、AES 256ビットGCM暗号化への対応によって、データの保護ならびに改ざんへの耐性強化を図るというものが、主な内容となっている。

なお、今回のアップデートに伴い、同社では5月30日以降にZoomを利用する場合はバージョンをアップデートする必要がある、と案内している。なお、更新に際して管理者がいる場合は、この管理者が更新作業に対応することができる。

更新内容の主要なポイントは、セキュリティの強化や認証の強化、アカウント管理の強化など。

主な内容を抜粋・整理すると、セキュリティ面の強化ポイントとしては、以下のような点がみられる内容となっている。

セキュリティコントロール

セキュリティコントロールがグループ化されて、ホストが参加者に対して、画面共有やチャット、名前の変更の有効/無効化をコントロールできるようになった。また、操作はホストミーティングメニューバーのセキュリティアイコンから確認することができるようになった。

パスワード

ミーティングのパスワードが複雑なものになる。

ミーティングの事前登録・認証

参加者のメール、名前、その他の詳細情報を事前に登録できるようになる。また、入力により認証ユーザーを許可するか、制限を設けるか、など、ミーティングプリセットプロファイルの設定ができる。

録画

デフォルトで設定されるパスワードにより、すべてのクラウド録画を暗号化する。

アカウント連絡先の共有

大規模な組織の新しいデータ構造をサポートし、複数のアカウント全体にまたがって連絡先をリンクできるようになる。これにより、ユーザーはミーティング、チャット、電話の連絡先を検索して見つけることができるようになる。