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1/2型・4,800万画素センサー搭載の折りたたみ式ドローン「Mavic Air 2」

広ダイナミックレンジを実現する"クアッドベイヤーフィルター"採用

DJIは4月28日、ドローン新製品「Mavic Air 2」を発表。5月21日から出荷する。直販価格はMavic Air 2単体が税込10万5,600円、予備バッテリー2個やNDフィルターなどのアクセサリーを追加したFly Moreコンボが税込13万2,000円。

搭載するイメージセンサーは、最大4,800万画素(8,000×6,000)の記録が可能な1/2型CMOS。RAW(DNG)記録に対応する。レンズの画角は35mm判換算24mm。カメラ部は電動の3軸ジンバルに搭載する。被写体トラッキング機能は第3世代の「ActiveTrack 3.0」となった。

搭載センサーは"クアッドベイヤーフィルター"を備えており、同ピクセル配列内でも露光時間を調整できる仕組みとしたことで、より広いダイナミックレンジを実現しているという。スペック表には有効画素数として4,800万画素と1,200万画素が併記されている。

1,200万画素記録時には最高7コマ/秒のバーストショットを利用可能。7枚合成のHDR写真や、連写合成による暗所撮影機能「ハイパーライト」ほか、HDRパノラマ撮影にも対応。4,800万画素記録は高解像度モードといった位置づけのようだ。8K解像度のハイパーラプス機能も搭載している。

静止画記録時の感度は、1,200万画素でISO 100-6400、4,800万画素でISO 100-3200が選択可能。

動画時の感度設定範囲はISO 100-6400。4K UHD解像度(3,840×2,160)24/25/30/48/50/60fpsほか、FHD 240fpsのハイスピード撮影などにも対応する。

最大飛行時間は34分。送信機の最大バッテリー駆動時間は240分。最大伝送距離は10km(日本国内では6km)。スポーツモードでは最大68km/hの高速で飛行可能としている。操縦支援システムの「APAS 3.0」は、障害物の回避性能や自動飛行計画が従来バージョンに比べて改善されているという。

外形寸法は折り畳み時180×97×84mm、展開時183×253×77mm。重量は570g。

記録メディアは最大256GBのmicroSDに対応する。

なお、従来モデルの「Mavic Air」(2018年1月発売)は、有効1,200万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載。動画60fps記録は2.7Kまで、FHD解像度も最大120fpsだった。カメラ性能のほかにも、飛行時のノイズ、飛行時間、伝送システムについて改善しているという。

本誌:鈴木誠