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富士フイルム、海外イベントで「X-T4」「X100V」を予告

「XF50mm F1」を2020年発売 GFX100は"4億画素"対応に

富士フイルムは2月5日、ロンドンで行われているイベント「X Summit LONDON 2020」において新機種や既存機種のアップデートなどについて発表した。本稿では同イベントのYouTubeライブ配信から得た情報を中心にお届けする。

「X-T4」の発表を予告

機種名以外は明らかにされなかったが、今後登場する新製品として「X-T4」を予告した。詳細は日本時間の2月26日(CP+2020開幕前日)14時に発表するという。

参考:FUJIFILM X-T3(2018年9月発売)

「X100V」を発表

レンズ一体型のAPS-Cデジタルカメラ「X100」シリーズの第5世代機。日本でもシルバーを2月下旬に、ブラックを3月に発売すると公開された。日本での価格は現時点で不明だが、海外では税込1,299ポンド/税別1,399米ドルとされている。

第4世代の「X100F」(2017年発売)まで共通だったレンズを一新し、23mm F2のスペックを継承しつつ解像力を高めたという。撮像素子には裏面照射型構造のX-Trans CMOS IVセンサーを採用した。有効画素数は約2,610万。

厚さ4.4mmの薄型背面モニターを開発し、シリーズ初のチルト式モニターを搭載。カメラの背面をフラットの保ちつつ上下チルトを実現した。ウエストレベルでのストリート撮影に向くとしている。ハイブリッドビューファインダーは、369万ドットに高解像度化したOLEDパネルを採用。

同シリーズには従来から環境耐性に対する要望があり、カメラの大きさとデザインを保ったまま防塵防滴のシーリングを追加した。

フィルムシミュレーションには、4K/30p動画を撮れることから「エテルナ」、X-Pro3で初登場の「クラシックネガ」をそれぞれ新搭載している。

外装デザインは、エッジの立ったアルミ製トップカバーが特徴的。シルバーとブラックの2色が用意されている。

「GFX100」アップデート予告

現在はμm単位で制御しているボディ内手ブレ補正を、μm以下で制御できるようにし、ピクセルシフトで400MP(4億画素)の記録を可能にするという。

APS-C用「XF50mm F1」の情報更新

開発発表済みのAPS-C用交換レンズで、2020年発売とアナウンスされた。2枚のEDレンズを含み、後群でフォーカスする方式を採用しているという。レンズ構成図も公開された。

本誌:鈴木誠