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キヤノン、新コンセプトカメラ「iNSPiC REC」を国内発売

クラウドファンディングサービスで予約開始

キヤノンは10月17日、クラウドファンディングサイトMakuakeにおいて、ウェアラブルカメラ「iNSPiC REC」のプロジェクト支援募集を開始した。プロジェクトの終了予定日は11月26日。カラーバリエーションは4種類。支援金額は税込1万4,850円。すでに目標金額の100万円を超えている。

2019年3月に開催されたCP+2019で、参考展示されていたコンセプトモデルのひとつとみられる。展示時点では「ソトアソビカメラ」と名づけられていた。

カメラ部は35mm判換算25.4mm相当の単焦点となっており、有効画素数は約1,300万画素。最短撮影距離は50cm。ISO感度の設定範囲はISO 100-3200。動画時のみだが、電子式の手ブレ補正機能を搭載している。記録メディアはmicroSDカードを使用する。

コンセプトモデルとして出展されていた時と同様に背面モニターを廃した構成で、フレーミングはカラビナ型のクリップをファインダーとして使用する。

ボディはIP68等級の防水・防塵に対応しており、水深2mかつ約30分間までの撮影が可能だとしている。また、落下などの耐衝撃性能も有しており、2mからの衝撃にも耐えられるとしている。重量は約90g。

背面側にはモードダイヤルが設けられており、静止画、動画、マルチ(シャッターボタンの押下時間に応じて静止画と動画が切り替わる)、ワイヤレス(スマートフォンと接続してアプリ経由でライブビューやリモートコントロールが可能)の4つのモードから用途やシーンに応じた撮影方法が選択できる。

このほか、前面のフェイスジャケットの交換が可能となっており、外観のカスタマイズも可能となっている。

主な仕様

イメージセンサー

有効約1,300万画素

焦点距離

25.4mm相当(35mm判換算)

最短撮影距離

50cm

ISO感度

ISO 100-3200

防水・防塵性能

IP68等級(水深2mで30分までの撮影が可能)

耐衝撃性能

2m

位置情報(GPS)

記録可能(専用アプリが必要)

手ブレ補正機能

あり(動画時のみ/電子式)

記録アスペクト比

4:3、1:1

静止画撮影可能枚数

約1,000枚(CIPAガイドライン準拠)

動画撮影可能時間

約60分(フルHD/60p撮影時)

記録媒体

microSDカード(スピードクラス CLASS 10 以上、最大256GB)

インターフェース

micro USB2.0、Bluetooth4.2

外形寸法(幅×高さ×奥行)

110.5×45.2×18.5mm

重量

約90g(フェイスジャケット含む)

専用アプリ

Canon Mini Cam

本誌:宮澤孝周