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所有率は低いが高い満足度……アクションカメラに関する調査より

購入のきっかけは「旅行」が1位

DJIが発売したアクションカメラ「OSMO ACTION」

DJI JAPAN株式会社は、日本在住の20~60歳を対象とするアンケート調査「アクションカメラユーザーの動向調査」を実施した。

調査期間は、2019年8月29日~30日。調査方法は、インターネットリサーチ。サンプル数は、本調査合計1,000名(事前調査/24,000名)。なお、同調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がある。

まず、「アクションカメラの所有率」を調べてみると、所有率は7%とまだまだ使用している人が少ないという結果になった。一方で、購入者(アクションカメラの総合満足度)の満足度は73%と高く、使用してから分かる魅力が多いと推測している。

次に、「アクションカメラを購入するきっかけ」を調べると、1位は「旅行の時に撮影したかったから」の30%、続いて「日常の記録をしたかったから」の19%、「友人・知人におすすめされたから」の16%と続いた。

また、撮影した映像の多くがSNSで発信されており、全くシェアしない割合はわずか17%だったという。

アクションカメラユーザーの「1番撮っている被写体」を調べると、最も多いのは「風景」の31%、続いて「ペット、友人、家族」が26%、「FPV(First Person View:自分が見ている視点)」が21%となった。

しかし、20代に絞ってランキングを見ると、1位は「風景」(33%)、次いで「自撮り」(28%)となったことから、20代にとってアクションカメラは「自撮り」のアイテムであると推測される。このことから、アクションカメラは各年代の趣向に合う形で使用シーンに広がりをみせるアイテムといえそうだ。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。